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藤ヶ谷side



『こちら、Aさんのプロフィールです。』



藤「ありがとう。」



やっぱ可愛いな、なんてプロフィールにある写真を見ながら思う。
初めて見かけたのは、Aのバイト先のカフェだった。



一目惚れ、だったと思う。



仕事だから当たり前なのかもしれないけど、どんなお客さんにも笑顔で対応してて、その懸命な姿に惹かれた。



実際カフェに行けたのは2回だけだったし特にAと話したわけではないからAは俺のことを覚えてないだろう。



Aのことを知りたかったから人を雇って、定期的に写真を送って貰ったりとかしてた。
そしてある日、雇ってた人から



『親が借金抱えて、Aさんが払うことになったそうです。』



という報告を受けた。
7000万くらいならすぐに出せるし、Aが手に入るならむしろ安いくらいだ。
雇ってた人にすぐに手を回してもらい、結婚を条件に借金を俺が払うことをAに伝える。
翌日には結婚承諾の返事を貰えた。




元々俺が1人で住んでる家にAも一緒に住むことにした。
会社が近い方が便利だし、使い勝手もいいし。
Aの大学とバイト先もそんなに遠いわけではないから、この家は本当に便利だと思う。




27歳で社長だし、自分で言うのはアレだがルックスも悪くはないし女に困ってるわけでもない。
Aのことも借金を代わりに返さなくても落とせたかもしれないけど、それじゃダメ。



Aが俺から離れていけないように。
Aが俺の思い通りになるように。



借金を代わりに返す条件の結婚だから受け入れた時点でAは俺のもの。



自分のAへの思いが普通でないのはずっと前から気付いている。
今までいくら好きな女が出来たからって調べてもらったりしたことはなかった。




会社を出て、家に帰る。
もうすぐ俺とAの家になるのだと思うと嬉しくてたまらない。



藤「あー、これ、どうしようかな。」



壁一面に貼ったAの写真。
貼ってあるのはごく1部の気に入ったものだけ。
ほとんどはなおしてある。



Aがこの家に来るってことはこの部屋も見るかもしれないよな。と思う反面、Aは俺から離れられないし別に見られても構わないか。とも思う。



でもどうせなら俺のこと好きになって欲しいし隠しておくか。という結論に至る。



明日、ついにこの家にAが来る。

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717 - 続きがますます早く見たくなりました。続きが見れて嬉しいです。 (2020年3月31日 16時) (レス) id: 119a180d56 (このIDを非表示/違反報告)
yk717mirai(プロフ) - 続きが気になります!楽しみです! (2019年12月4日 12時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)
sho.kano0129(プロフ) - すごく面白そうですね! (2019年11月17日 11時) (レス) id: 9f4af29832 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:北山 りん | 作成日時:2019年9月21日 0時

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