30(あなたside) ページ30
初めての夜の海。
というか海なんて何年ぶり?
多分北山さんが誘ってくれなかったらこれから先も行くことは無いんじゃないかと思うくらい久しぶり。
「真っ暗ですね...」
北「俺もそう思った(笑)想像以上に真っ暗だね。」
音で波が近くまできているのは分かるけど、砂浜との境目は見えない。
北「この辺でゆっくり見よっか」
そう言って砂浜に降りる階段の所に座る北山さん。
私も隣に座る。
隣っていってもそんなに近くはないけど。
夜の海ってカップルで来ると別れるスポット、みたいなこと聞いたことあるよなぁ...
本当かどうかはわからないけど。
北山さんが何も話し始めないから波がうつ音だけきこえる。
でも気まずいなんてことは無いし北山さんの空気感に安心している自分もいる。
10分くらいたった時
北「不思議とずっと眺めていられるよね。」
といつの間にか私の方を見ていた北山さんに話しかけられる。
北「俺ね、Aちゃんともっと仲良くなりたいと思ってるよ。」
こんなにストレートに伝えてくれる人は中々いないと思う。
「ありがとうございます。・・・私もです。」
ちょっとだけ照れてしまったけど私なりの最大限の勇気を振り絞った。
夜の海って、本当に不思議。
普段の私ならこんなこと絶対言わないのに。
「また連れてきてください。」
気がついたらこんなこと口にしちゃってた。
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とも(プロフ) - 病系でも大丈夫ですか? (2019年9月15日 7時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんばんは!いつも楽しみにしてます!リクエスト大丈夫ですか? (2019年9月14日 23時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:北山 りん | 作成日時:2019年9月6日 23時