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35(北山side) ページ35

CDショップからAちゃんの家までは本当に近くてあっという間に楽しい時間も終わりを告げる。



「ありがとうございました。」



そう言って車を降りていこうとするAちゃん。



まだ一緒に居たいけど、明日はお互い仕事があるし一緒にいる口実も思いつかない。



それなのに降りようとするAちゃんの腕を無意識に掴んでしまった俺。



「え...?」




明らかに困ってるAちゃん。
でも俺も同じくらい困ってる。



腕を掴んでしまったのがあまりにも無意識すぎて何を言えばいいか分からないから。



いっその事気持ちを伝えてしまってもいいんじゃないか、とも思ったけど実際俺の口から出た言葉は



北「また、誘ってもいい?」



というありきたりな言葉だった。



その言葉にニコッと笑って



「楽しみにしてます。」



と答えてくれたAちゃんに俺はまた気持ちが大きくなるのを感じていた。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈




Aちゃんと別れて家まで帰る。



はー。やばい。



30も越えればそれなりの恋愛経験くらいあるし、人を好きになったのも初めてではない。



でも今までの恋愛はなんだったのだろうか。と思ってしまうほど俺の気持ちは感じたことないくらい膨れ上がっている。




初恋ではないはずなのに、初恋の気分。

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とも(プロフ) - 病系でも大丈夫ですか? (2019年9月15日 7時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんばんは!いつも楽しみにしてます!リクエスト大丈夫ですか? (2019年9月14日 23時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:北山 りん | 作成日時:2019年9月6日 23時

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