Summer.5 ページ5
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「じゃあ、また明日ね」
天馬「おう、」
家はすぐ近くなんだけど、一緒に家まで着いてきてくれた。
私が家に入るのを見届けると天馬は家へ帰っていった。
昔見た後ろ姿よりも大きくて頼もしいなんて、思ってしまう。
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「ふぁぁ……」
今日は朝から天馬は仕事。
当然、私は寝不足だ。
友達「今日は皇くんいないね」
「うん、仕事だって」
友達「寂しい？」
なんて、ニヤニヤしながら聞いてくる友達。
意地悪だ。
「さ、さ寂しいけど……」
友達「動揺しすぎだね」
「う、うるさい！」
もう少しで暑くなる季節。
窓から青い空を眺めた。
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天馬「ありがとうございました」
今日の仕事は忙しい。
多分、この調子だと朝までかかるな……
「車で移動ですよ〜」
マネジャーの車に乗り、次の仕事場へ向かう。
天馬「ねみぃ……」
無性に朱月の声を聞きたい……
声っていうか会いたい。
「どうしたんですか？ニヤニヤして」
天馬「にっ、ニヤニヤなんかしてねぇ！」
「青春ですね」
天馬「……そ、その……会いたいとか思うのって好きって事なのか……？」
「……たくさんのドラマに出たあなたでも好きというのはわからないんですね」
天馬「それは全部演技として、だ。確かに恋愛ものはやった事あるが……｣
マネジャーは、くすくすと笑った。
「悩むのも恋愛ですよ」
その一言になにか冷たいものを感じた。
はげましてくれているのだろうけど、壁みたいなのがみえる。
天馬「……悩む……」
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作者名：じゃがはびー x他1人 | 作成日時：2017年2月26日 12時
