Summer.27 ページ30
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幸「ポンコツ役者とデートとか行かないの？」
「うーん……しばらくは無理かも。天馬も私も忙しくなって会う時間も少ないし……」
幸「あんたは、それいでいの？」
「……いいよ、私はそれでも天馬が好きだから」
幸「本当……馬鹿みたい」
なんで、そこまで信じあってんのかわかんないや。
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幸「椋、これどう？」
椋「わぁ！似合ってるよ！幸くん」
きらびやかな洋服を自分にあて、鏡を見る幸くん。
まるで女の子みたいに。
なんで女の子の格好をしてるんだろう。
幸「ちょっと、今日はあんたの洋服見に来たんだからね」
「う、うん」
そういう所も女の子みたい。
椋「ゆ、幸くん…まだ買い物するの？」
ショッピングモールに来て、はや3時間。
椋くんはもうへとへとだ。
「もう帰ろっか。洋服も幸くんに選んでもらえたし」
幸「ま、十分見れたし」
幸くんも満足したのか、すんなり言う事を聞いてくれた。
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「ただいま……」
天馬「……おい、」
「天馬？！仕事じゃないの？」
天馬「なんでこいつらと買い物に行ってんだよ」
「ご、ごめん……」
いつもは、本気で怒らない天馬。
今日は本気で怒ってる。
椋「天馬、くん？」
幸「なに？」
天馬「俺は……お前のっ……」
手を握ろうとしたら振り払われた。
目はおびえていて、あの日のような目だった。
天馬「ごめん……」
「どうしたの……？」
天馬「……一人にしてくれ」
天馬は、そういうと部屋に引きこもった。
幸くんは、入れてくれたものの他の人は入れさせてくれない。
もちろん私も。
「……あっ、」
咲也「だ、大丈夫ですか？！」
天馬から貰ったネックレスも壊れてしまった。
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作者名：じゃがはびー x他1人 | 作成日時：2017年2月26日 12時
