【番外編】ホワイトデーの彼ら。 ページ26
本編は夏ですが、番外編は3月14日の設定です。
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「寒い……」
天馬「仕事行ってくる」
「今日は何時まで？」
天馬「早くて7時、遅くて9時。まぁ今日はあんまり遅くならないと思う」
「そっか、いってらっしゃい」
天馬を見送ったあと、こたつにはいる。
当然、皆もさっきのやり取りを見ていたわけで。
幸「夫婦か！」
シトロン「ラブラブふうふうネ！」
至「夫婦ね」
「ふ、夫婦じゃない……」
監督「いづれかは夫婦になるんじゃないの？」
皆に、からかわられ少し恥ずかしかった。
夫婦に見えているとは……。
臣「そういえば今日はホワイトデーだけど朱月は、バレンタインデーにチョコをあげたのか？｣
「は、はい……」
一成「テンテン、今日がホワイトデーって覚えてるのかな？」
仕事の事で頭がいっぱいだろう。
ダメもとで渡したチョコなんだし、今日チョコを貰えなくても気にしない方向でいきたい……
咲也「でも、天馬くんが高そうなお店に入っていくの見ましたよ！」
密「マシュマロ……」
紬「マシュマロは"あなたが嫌いです"という意味があるそうですよ」
「嫌い……？」
紬「はい、口に入れると溶けてなくなるので人間関係もそこまでという裏付けです」
密「……お返し、マシュマロにしようと思ったのに……」
皆、それぞれの意見があってなにやらソワソワしていた。
多分、監督さんへ渡すチョコがあるのだろう。
.
天馬「はぁ……」
「どうしたの？」
天馬「いや……今日はホワイトデーだからなにやろうかなって」
同い年の女優。
たまに話しかけてくる。
「…うーん、てかその前に彼女いたの！？」
天馬「当たり前だ！」
「彼女の写真見せてくれたらアドバイスしてあげる」
天馬「ぐっ……」
写真を見せるのは嫌だけどアドバイスは欲しい……
携帯を開き、朱月の写真を見せる。
「……なにこれ、可愛い。小動物っぽいね」
天馬「それ褒めてんのか！」
「私、背が高いからちょっと羨ましい……」
朱月を気に入ったのか、写真をねだられてきた。
「アドバイスねぇ……」
天馬「今更ないとか言うなよ！」
「彼女さんの喜びそうなものは？」
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作者名：じゃがはびー x他1人 | 作成日時：2017年2月26日 12時
