Summer.25 ページ25
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「……はっ」
目が覚めた。
いつの間にか、ベットに寝ていた。
帰ってきたんだ、寮に。
「ここ……って、天馬の部屋？」
ベットの匂いは確かに天馬のだ。
それに、私の部屋じゃない。
天馬「起きたか？」
「ひぃっ！」
天馬「そんな、怖がるか？」
「ごめん……」
天馬の部屋で正解だ。
ルームメイトの幸くんも天馬の隣にいる。
「バスで寝ちゃった？」
天馬「あぁ、爆睡してたからここまで運んだ」
「ありがとう……」
どんな風に寮まで運ばれたかは聞かないでおこう。
幸「……朱月、衣装の事で話があるからちょっといい？｣
「わかった、」
.
天馬side
天馬「……また、泣かせた」
幸「そんなの気にしてたの」
天馬「そんなのってなんだよ！」
確かに幸には関係ないけど……
なんか言い方が腹立つ。
幸「いちいちそんなの気にしてたら逆に朱月も気にするでしょ｣
天馬「……そうだな」
幸「そのしょんぼりした顔も朱月の前でしないでよね。じゃなきゃ、俺が貰うから朱月を｣
天馬「はぁ！？」
.
「あ、監督さん。衣装も完成に近いですよ」
監督「本当！？じゃあ、ゲネプロが楽しみだね」
「……もう、夏ですね」
監督「まぁゲネプロもまだまだ先の話だし……学生はそろそろ夏休み？」
このMANKAIカンパニーに所属しているのは、大人だけでなく学生もいる。
夏組は特に多い。
「明日が終業式です！」
監督「そっか、じゃあ稽古頑張らなきゃね」
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作者名：じゃがはびー x他1人 | 作成日時：2017年2月26日 12時
