Summer.24 ページ24
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その頃の告白させよう隊の3人。
幸「………ポンコツ役者顔真っ赤」
椋「…………」
幸「ちょ、椋？」
どうやら硬直しているようだ。
固まっている。
一成「上手くいったみたいだし、そろそろ帰ろ！」
幸「そうだね、」
.
心臓が破裂しそうなほど、緊張している。
「ああああの」
天馬「なんだ？」
「……本当に私と付き合っていいのかなって｣
こんな、平凡な私と。
女優さんとかモデルの人じゃなくて。
天馬「小さい頃から……好き……だったんだよ」
「……っ、」
そう言ってくれた天馬に対してなぜだか、涙がこぼれた。
悲しいとかじゃなくて、嬉しいんだ。
まだ抱きしめられている私を、解放し頭を撫でてくれた。
「てん、まっ……」
天馬「昨日から泣きすぎ」
なんて、優しく笑いかけてくれた。
あたたかくて、私には勿体ないくらい。
今、幸せなんだって思った。
.
天馬side
「ん……」
バスに乗り、揺れて帰っているといつの間にか朱月が寝ていた。
天馬「……ありがとう」
小さく呟いた。
本当は小さい頃から俺が朱月に守られてばっかりで、何もしてやれなかった。
今日だって、本当はもっと水族館を楽しみたかっただろうに。
幸「ラブラブだね」
椋「すぅ……」
一成「やっほー」
前の席に、告白させよう隊が座っていた。
椋は疲れて眠っている。
天馬「……てか、いつからいたんだ？！｣
幸「最初から尾行してたよ」
一成「テンテンの愛の告白もバッチリ聞いたから大丈夫！」
天馬「聞いてたのか……」
幸「泣かせすぎだし、負担もかけてる。俺としては朱月にポンコツ役者をくっつけたのは心配｣
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作者名：じゃがはびー x他1人 | 作成日時：2017年2月26日 12時
