Summer.22 ページ22
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天馬side
くっそ……本当は言いたい事たくさんあるのに……
天馬「(朱月の事、可愛いって言いたいけど……)」
恥ずかしすぎて言えない。
それに、ちゃんと俺がやったネックレスもつけてくれてる……
「おーい……どうしたの？」
天馬「っ、あ……なんでもない」
「ごめん、なんか私怒らせるようなことした？」
天馬「違う！考え事……してただけだ」
「……そっか、」
今、言えるチャンス……
天馬「朱月……って、いない！？｣
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「見てみて！天馬………がいない」
興奮して魚見てる間に天馬とはぐれてしまった。
人が多くて見渡しても見つけられない……
それに、天馬は方向音痴！
一人にすると危ない。
その頃の告白させよう隊の３人
幸「あ、朱月見失った｣
椋「天馬くんも見失ったみたいですね」
一成「ていうか、テンテンと朱月いつも通りじゃね？｣
携帯をさわりながらいう一成。
幸「携帯さわんな！｣
幸が一成の携帯を取り上げる。
一成「ゆっきー、返してよぉ〜！」
幸「尾行してる意味がなくなるでしょ。それにちゃんと見とかないといい所見れないよ」
椋「人が多いと言っても、お祭りとかじゃないからすぐに見つかると思うよ」
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「(なんか……無理させちゃってるのかな)」
水族館に連れてきてくれるなんて初めてだし、私が泣いてばかりだから……
天馬「ここにいたか」
「天馬……」
すでにサングラスと帽子を外していた。
目線は天馬に集まり、人が足を止める。
「サングラスと帽子は？」
天馬「………ごめん」
「謝らなくていいよ…むしろ私が謝るべき」
天馬「素直になれなくてごめん……いつも負担かけてごめん……」
「天馬？……｣
天馬「……水族館もろくに連れて行ってやれなくてごめん」
天馬の目は、寂しげだった。
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作者名：じゃがはびー x他1人 | 作成日時：2017年2月26日 12時
