Summer.21 ページ21
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今日は、朝早く目覚めた。
水を飲みにキッチンに向かう。
幸「おはよ、」
幸くんがいた。
「おはよう、朝早いね」
幸「衣装まだ出来てないからつくってた｣
「手伝おうか？」
幸「もう出来たの？」
「うん、でも着てもらってないから今日の稽古の時に着てもらおうかなって」
幸「……天馬の馬鹿｣
「え？」
幸くんがなにか呟いていたけどなんだろう。
幸「ポンコツ役者の事どう思ってるの」
「……ななな内緒……｣
幸「動揺しすぎ」
「幸くんと同室だから……教えられません」
幸「だろうと思った。とりあえず今日のデート楽しんできなよ」
「うん、ありがとう」
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午前中まで稽古して、昼からデート？することになった。
天馬「よし、行くか」
「サングラスに帽子……」
天馬「ま、マスクは付けないからな」
天馬は、マスクが嫌いなようだ。
最近は天馬との時間が少し増えて嬉しい。
今日だって楽しい。
「水族館ってどこにあるの？」
天馬「えっ……と」
確か、天馬は方向音痴。
大丈夫なのかな？
天馬「この地図……日本地図だ」
天馬が取り出したのは大きな日本地図。
「……携帯で地図を表示しながら行こうか」
こういう時は頼りにならないのが少し残念。
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「着いたね」
天馬「はぁ……疲れた」
正体がバレないように、気を使っていたせいか疲れているようだった。
「休もっか」
天馬「え？あ……いや、俺に気をつかうな｣
「……でも、」
天馬「いいから」
様子が変だ。
いつもなら休むって言うのに。
「じゃあ……中に行こうか」
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作者名：じゃがはびー x他1人 | 作成日時：2017年2月26日 12時
