Summer.19 ページ19
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幸「わーポンコツ役者が泣かせたー」
一成「さすがテンテン！」
天馬「さすがってなんだよ！」
あの後、監督さんが心配して出てきてくれた。
涙をふくために監督さんの部屋に連れてきてくれた。
監督「……そっか、親御さんが海外に行ってるんだね」
「天馬に頼りすぎじゃないかって、思ってたんですけど……いないと私はダメみたいです」
監督「天馬くんの事が好きなの？」
「………好き……？｣
監督「え、好きじゃないの？」
天馬とはずっと一緒にいて、傍にいてくれて……
「すすすすきなのかもしれないです」
監督「動揺しすぎだよ」
「……思いを伝えるのが苦手で……だから、せめて高校卒業までには伝えたいです｣
監督「天馬くんは、役者だし……忙しいかもしれないけどきっと朱月ちゃんの事をちゃんと見てるはずだよ｣
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天馬side
椋「少女漫画みたいです！」
椋が目をキラキラさせている。
幸「はぁ？！どこが？」
椋「天馬くんが朱月さんを泣き止ませるところです！｣
自信満々で言う。
今、椋の部屋に連れ込まれた。
天馬「お前ら見てたのか……」
一成「当たり前っしょ！」
今思うと恥ずかしい……
幸「……朱月の事好きなんじゃないの？｣
天馬｢朱月が気づいてくれないだけだ｣
一成「アプローチとかはしてるの？」
天馬「してるつもり……だ」
抱きしめても、顔を赤くするだけだし。
最近は泣かせてばっかりのような気も…
幸「なにしたの？」
天馬「抱きしめたり……頬にキスしたり」
幸「想像しただけで無理」
こいつ、聞いといて腹立つな。
一成「とりあえず、テンテンを告白させよう隊結成〜！」
椋「僕はいりたいです！」
幸「じゃあ、俺も」
天馬「なっ！？」
俺を告白させるためだけの部隊が結成された。
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作者名：じゃがはびー x他1人 | 作成日時：2017年2月26日 12時
