Summer.13 ページ13
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「帽子とサングラスかけただけじゃん」
格好はラフ。
変装といえるのか……？
天馬「うっ、うるさい！」
「行こうか」
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「人がいっぱい………」
新しくできたばっかりだからか、人が多かった。
天馬は、やっぱり目立ってる。
天馬「チラチラ見てきてうぜぇ……」
すれ違う人にちらちら見られてる。
「……マスク」
天馬「ゔっ……」
マスクをつけさせると人々の目線は多少は薄くなった。
「マスク効果ありだね」
天馬「はぁ……マスクなんて邪魔だ……」
「まぁまぁ、買い物しよう」
布、針とか衣装作りに必要なものを買う。
別に、今の女子高生らしくおしゃれとかに興味が無いからほとんどお金は衣装代のほうにいってしまう。
天馬「こんなの興味ないのか？」
天馬がさりげなく持ってきたアクセサリー。
「うーん……あんまり」
天馬「じゃあ、これ買ってやるから毎日つけろよ」
「…ん？」
気づけば、天馬は会計の方に行っていて拒否することができなかった。
「いいって、こんな高そうなの｣
天馬「俺がやるって言ったなら貰っとけ」
「わっぷ」
高そうな箱に入ったネックレス。
値札すらない……いくらしたんだろ……。
「ありがとう、天馬」
天馬「……ふん」
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「……似合ってるのかな」
家に帰り、自分でつけたものの。
似合ってるのかわからない。
でも、ネックレスが可愛いことは確かだ。
天馬「朱月、今日は＿＿＿＿｣
「あ、天馬。どうかな？」
天馬「っ、……かわ、いい……」
目をそらし、顔を覆う天馬。
可愛いと言ってくれたのは嬉しい。
「……天馬？」
天馬「なっ！やめろ！」
手をどかして顔を見ようとする。
力じゃかなわないので見れなかったけど、耳が真っ赤だ。
「……っ、」
不意に自分も恥ずかしくなり顔が赤くなるのがわかった。
「可愛いって言ってくれてありがとう」
天馬は、顔を上げにこっと笑ってくれた。
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作者名：じゃがはびー x他1人 | 作成日時：2017年2月26日 12時
