太宰の妹は光を心に灯さない−３譚−[文スト]

９４話「敵の失敗は裏切った事」 ページ24

移動中の車内＿＿＿＿

『………』ﾑｯ

中「？、先刻からどうした」

『何となくだけど…今日は嫌な予感がする』

中「…わかった
Aが言うんなら、計画外な事が起きるんだろう

警戒しておく

到着したら先に着いている部下にも
警戒を強化するよう知らせておこう」

『…そうだね…。』



＿＿到着

『…(部下の配置は完璧)』

今回、取り引きをする筈だった傘下側の
警備が配置されている所には

こちら側の部下を多めにしておいた

確実に殺るために。

ポートマフィアの部下のほうが
数が多いので負ける確率は０に等しい

今回の任務は
取り引きと書いて皆殺しと読む

まず、私と部下(機関銃所持)で
待ち合わせの倉庫に入る

そこには"元"傘下の組織長と銃を所持した
相手側の部下が10数名いた

『…』

ﾓﾌﾞ長「これはこれは、幹部殿」

『やぁ…＊＊さん』


ﾓﾌﾞ長「早速、今回の話に
入ってよろしいでしょうか？」ﾆｺﾆｺ

『＿＿＿いや、その前に』


右手を前に出して命令する

『組織の長以外撃て』

彼女のそばにいた黒服の部下らが
一斉に銃を構え、弾を放った

撃たれるなど思ってなかったのだろう
相手も銃を持ってたが構える前に
息絶えた

周りを見ても
組織の長(コレ)の護衛は1人も生きていなかった

９５話「同じ穴の＿＿」→←９３話「兄妹の予感」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す