太宰の妹は光を心に灯さない−３譚−[文スト]

８２話「戦う為に、」 ページ12

…

『……中也』

中「ぉわっ！！！っと、どうしたっ？」
(起きたのかっ？)

『一緒に寝よう』

中「はっ！？、何言って」

『いいから、ほらベストを脱いで

ここに居るってことは
このあと予定はないんでしょう？』

中「まぁ、自室の書類整理くれぇだが

だがなぁ、(好きなやつと寝るって)」


『なら良いじゃないか、書類整理なら



…ダメ…かな？』


中「いいぜ！！！！」ギｭﾝｯｯｯ！！！／／／


『……(エリスが首領に使ってる手法を
使ってみたけど…まじかぁ

効くのかぁ
…これ龍くんとか、他の人にも効くかな)』

…

中「せ、狭くねぇか」

『大丈夫だよ、大人2人くらい
余裕で寝れるサイズのベッドだもの

ﾌﾌｯ、あたたかい』


中「っ／／／そう、だな」

『…(幼い頃もよくこうしてたな。3人で…

…楽しかった日々も、
いまとなっては重しになる

けれど、中也の分は優しい記憶だから…
苦しい分だけ切り取ってしまおう

そうすれば、………戦える)

おやすみなさい、中也』

中「嗚呼、おやすみ。A」









無理矢理にも押し殺す

これは…正しい方法だよね

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