〈文豪ストレイドッグス〉名探偵の妹は更にその上を行くらしい 2

51話 ページ7

乱歩side


久し振りにAの夢を見た



小さい頃一緒に遊んでいた頃の夢







(お兄ちゃん！一緒に推理遊戯しよう！)



(いいよ。今日は何にする？)



(んーとね、この推理小説の最初と最後の文を読んで犯人を当てるやつ！どっちが早いか競争しよ？)



(僕には楽勝だね。まぁ、手加減してあげるけど)



(僕も直ぐ分かるもんっ！)





昔は結構仲良かった筈なんだけどなぁ……



何処で拗れたんだ？



そんな事をいくら考えても分からなかったから眠りにつこうとした時



扉が開いた



与謝野「乱歩さんいるかい？」



乱歩「どーしたの、何かあった？」



与謝野「Aが…帰ってきたよ」



その言葉で僕はゆっくりと起きる



乱歩「直ぐ行くから与謝野さんは先に戻ってて」



与謝野「分かったよ」




与謝野さんが出ていき、また一人になる



仕方ない、Aは寂しがりやなんだ。



僕がついててあげなきゃ



でも…一人の恐怖を植え付けちゃったのは僕なんだよな



乱歩「……ごめんA。怖かったよね…」






立ち上がり医務室へと向かった

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