81話 ページ42
「…！？Aさん大丈夫ですか！！」
『う、うん。……此れってもしかして…』
Aも初めて見る光景だったが何となくその詳細が頭に浮かんだ
『(僕の……本当の異能力…！)』
疑問でいっぱいだったが、苦しんでる彼を助けるには時間がない
『やるしか、ないね…
異能力＿心理試験…
この子から恐怖の記憶を消して！』
Aが叫ぶと強い光は康成の中に吸い込まれた
すると辛そうだった顔は段々と穏やかに成っていく
それと同時に康成から生命反応が消えた
『ごめんね。僕にはこんなことしか出来ない…』
"そんな事ないよ、有難う、お姉さん"
耳元で小さく囁く声が聞こえた
振り返るけれど其処には誰もいない
「あの子は…ご両親の元にいけたんですね…」
『多分ね。でも兄さんならもっと最適な答えが浮かんだ筈なのに…』
「そうかも知れないねぇ…」
『！…与謝野さん…』
向こうの救助が終わって戻ってきた与謝野が呟く
『さっきはすいませんでした…きっと与謝野さんにとって失われる命なんてあってはいけないのに…』
ペコリと頭を下げる
「確かに、本音は助けたかったさ
…でも妾も、患者の後の辛さを考えられなかった
今回の件は妾にも責任がある。頭を上げとくれ」
『与謝野さん……』
「お二人が仲直りできた様なので良かったです」
谷崎が苦笑いしながら言う
「確かにこのままだと僕達も、怖いですし……
って何でも無いです！！」
敦が訂正するのも無理はない
二人の顔が恐ろしかったからだ
「ハァ、取り敢えずこの件は終わりだね
あとは犯人を軍警に引き渡して…ちょっと待ちな
奴は何処だい？」
『「えっ…」』
敦とAは驚いて縛っていた方を見る
しかし其処にあったのは溶けた鎖のみだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 174人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みるくれーぷ。 - シリアス中申し訳ないけどその推理ゲームは絶対乱歩さんと夢主ちゃんしか出来ないですよねw幼少期から凄い遊びをしてらっしゃるww (2018年12月23日 3時) (
レス) id: 830fe45671 (このIDを非表示/違反報告)
野良神(プロフ) - 面白かったです！更新頑張って下さい！応援してます！ (2018年11月24日 13時) (レス) id: d6c3f54fc0 (このIDを非表示/違反報告)
月狂姫(プロフ) - 津島奏太さん» 有難うございます！ミスした所は直しておきますね。御指摘有難うございました。(^^) (2018年10月20日 15時) (レス) id: 12c92e1437 (このIDを非表示/違反報告)
津島奏太 - めっっちゃ遅くなりましたが、続編おめでとうございます！中々乱歩さんの妹の話は無いので良かったです！それと、54話の所で「読んでいた」ではなく、「呼んでいた」なのではないでしょうか？いきなりご免なさい…(´･ω･`)更新頑張って下さいね！ (2018年10月19日 23時) (レス) id: 4a9619a865 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月狂姫 | 作成日時：2018年9月27日 18時
