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49話 ページ5

芥川「着きました、此処です。」



芥川が電子版に手をかざすとカチャリと鍵の開く音がする



太宰「へぇー、随分厳重なロックになったのだね。前は針金一本で開きそうだったのに

あ、正確には開いたのか



お目当ての薬は………芥川君、君も手伝ってくれないかい?」



芥川「しかし、僕はポートマフィアの狗。探偵社に手を貸したことがバレれば只では済みはしない……」



太宰「今更何言ってるんだ……案内をした時点で君はもう共犯だよ?」



顔をしかめる芥川に対し太宰は更に告げる



太宰「此れはAちゃんの為なんだ。君も助けたいでしょ

………それにあの子が本当に闇が似合ってると思うの?」



芥川「それはっ………!!


余り思いませぬ。確かにAの才能は素晴らしいがもっと別に生かすべき、と僕は思う。」



太宰「なら決まりだ。早く探して早く帰りたいからね。」



三人は作業に取りかかった







国木田「其にしても凄い数だな…」



暫くして国木田が口を開いた



太宰「だろうね。此処は怪我人も常に多いし違法な物まであるから」



国木田「凄いな………」



太宰「………あ、見付けた」



棚から瓶を取り出す



中には透明な液体が入っている



国木田「本当に其れなのか?」



太宰「本当は少し違うのだけど此れはどんな薬の効果でも消してしまうらしいよ」



その薬を見て芥川が目を見開いた



芥川「良く其れを見付けましたね……其れは奴が隠していた秘蔵物…」



太宰「奴……?誰の事だい?」



芥川「…………Aです。」



太宰「え、あの子が?何でまた…」



意外そうな顔をする



芥川「この薬の開発者はA故に…」



国木田「彼奴が!?一体何故っ!?」



芥川「前に複数の構成員が抗争での毒で蝕まれた際にAはこの薬を短時間で考え付き作成した。


しかし悪用される恐れがあると言うことで此処に隠した、と言っていた」



太宰「短時間って、普通に頭脳が恐ろしいよ…」



芥川「僕もそう思った…」









国木田は驚きすぎて声が出ていなかった

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設定タグ:文スト , 江戸川乱歩 ,   
作品ジャンル:アニメ
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みるくれーぷ。 - シリアス中申し訳ないけどその推理ゲームは絶対乱歩さんと夢主ちゃんしか出来ないですよねw幼少期から凄い遊びをしてらっしゃるww (2018年12月23日 3時) (レス) id: 830fe45671 (このIDを非表示/違反報告)
野良神(プロフ) - 面白かったです!更新頑張って下さい!応援してます! (2018年11月24日 13時) (レス) id: d6c3f54fc0 (このIDを非表示/違反報告)
月狂姫(プロフ) - 津島奏太さん» 有難うございます!ミスした所は直しておきますね。御指摘有難うございました。(^^) (2018年10月20日 15時) (レス) id: 12c92e1437 (このIDを非表示/違反報告)
津島奏太 - めっっちゃ遅くなりましたが、続編おめでとうございます!中々乱歩さんの妹の話は無いので良かったです!それと、54話の所で「読んでいた」ではなく、「呼んでいた」なのではないでしょうか?いきなりご免なさい…(´・ω・`)更新頑張って下さいね! (2018年10月19日 23時) (レス) id: 4a9619a865 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月狂姫 | 作成日時:2018年9月27日 18時

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