〈文豪ストレイドッグス〉名探偵の妹は更にその上を行くらしい 2

６９話 ページ28

僕のお祝いは結構遅くまで続いて外もすっかり真っ暗だ



国木田さんがお開きって言わなきゃ多分朝まで続く勢いだったもん……



ナイス国木田さん…！



一人また一人と帰っていく中一番面倒な人がいる…



『兄さんっ！いい加減帰ろ！？』



乱歩「えー…僕眠い……」



そう、兄である



此方は明日も仕事なのだから(勿論兄も)早く帰りたいのに…



『なら尚更帰るよっ！！』



乱歩「……動きたくにゃい……」



もう！そんなところで可愛くならなくて良いから



其れにしても困ったなぁ…



そうだ！良い考えがある



『仕方無いね……最終手段と行こう……』



まだぼーっとしている兄に近づき



そして……



乱歩「……！？一寸A！？」



『なぁに？兄さん』



乱歩「何って…降ろしてよ！」



え？僕が何してるかって？



そんなの姫抱きに決まってるだろう☆



『起きない兄さんが悪い！今日は此れで帰る！』



乱歩「……ちょ、本当に無理…///」



『じゃあ帰ろ』



乱歩「……分かったから…』



帰ると云う条件で兄を降ろす



乱歩「あれは、色々…ヤバイ…」



『何が？』







帰り道………



乱歩「そう言えばよく僕の事持てたね」



『そりゃまぁマフィアであれだけ働けば力くらいつくよねぇ…』



だってあそこブラックだもん



乱歩「ふぁ〜、早く帰ろー？僕眠い……」



『うん、僕も流石に疲れたかな…』









そしてマイペースな兄妹明日遅刻しそうになるのである

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