〈文豪ストレイドッグス〉名探偵の妹は更にその上を行くらしい 2

60話 ページ18

国木田「Aには早速だが仕事に行って貰う」



『おお…早いですね…其れで内容は？』



探偵社の皆に受け入れられて緊張が解れたのかもう誰かの後ろに隠れることはない



因みに社員全員のことも名簿などをみて全て覚えた



国木田「あぁ、依頼の内容は

ストーカーを捕まえて欲しいとのことだ。」



太宰「犯人は最低だね。ストーカーなんて相手が迷惑するだけなのに…！」



太宰が言った言葉に皆が驚く



敦「だ、太宰さんが…まともなことを！？」



谷崎「何時もなら、 追われる位可憐なお嬢さんなんだね。是非私と心中して欲しいよ！ ……とか言う太宰さんが！？」



太宰「君達酷くない？」



与謝野「でも何でまた自分の事の様に言うんだい？」



太宰「んーたまに私が心中の御誘いをした女性の中に過激な人がいてね。

電話を何十回と掛けられたり、色々送られてきたり其れはもう大変なのだよ」



皆納得した


『太宰さん、モテそうですよね。顔だけは良いから』



国木田「あぁ顔だけはな」



乱歩「うん、顔だけはね」



太宰「私泣きそう…」



『でもストーカーって大変なのは分かるなぁ…

太宰さんの言うとおり愛が綴られた手紙が何通も届いたり、待ち伏せされたり、挙げ句の果てには家まで来て覗いてたり…』



Aの一言は皆の視線を一瞬にして集めた



太宰「え、Aちゃん…その口ぶりだとAちゃんも被害にあってるようになってるけど…」



Aはキョトンとして言った



『え、だって僕今までに何回もストーカーあってるから慣れてるよ？』



乱歩「其の人達どうした？」



『えっと…僕が消したら中也に怒られたから其れからは黒蜥蜴とかに頼んで消してもらった』



乱歩「……今だけは素敵帽子君に感謝しないとね」



国木田「お前も苦労してるんだな…(まぁ顔は整ってるし性格もそこそこ良いなら仕方無いな…)

この依頼頼めるか？」



『勿論！……女の人の敵は僕がちゃんと排除するよ(ニコッ』



ナオミ「Aさん……頼もしくて格好いいですわ！」



谷崎「えっ一寸ナオミ！？」



その後Aのストーカーになりそうなナオミを谷崎が必死に止めた

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