〈文豪ストレイドッグス〉名探偵の妹は更にその上を行くらしい 2

59話 ページ17

太宰「じゃあ、Aちゃん。一言いいかい？」



Aは息を吐いて返事をする



『えっと、初めまして…？江戸川Aです。

皆さんは僕の事分かると思うのですがご存じの通り私には皆さんの記憶がありません。

……つい先日までは命令で人を、殺してました

こんな僕をっ…助けて欲しいから此処に来ました』



最後に宜しくお願いしますとお辞儀をしてAの挨拶は終わった



太宰「お疲れ様」



太宰の近くに寄っていったAをそっと撫でる



太宰「で、皆さんは彼女の言葉を聞いてどう思います？」



与謝野「勿論、妾は歓迎するよ。Aはどんな事があっても妾らの仲間だからね」



与謝野が云い始めたのをきっかけに皆口々に歓迎の言葉をかける



乱歩「……入ってくれて良かった…(ボソッ」



賢治「あれ？乱歩さん何か言いました？」



乱歩「別にぃー其よりさぁ…」



乱歩は起き上がって太宰の所に行く



乱歩「Aは僕の妹なんだから、可愛がる権利は僕にあるの！」



そう言ってAを自分の元へ抱き寄せる



『に、兄さん！？』



太宰「ちぇっ…………」



結果太宰は拗ねて何やら話あっている社員の所に行ってしまった



乱歩「……ごめんね」



二人になって始めて乱歩が話した



『兄さん…。僕こそ御免なさい…怪我させたり酷いこと言っちゃって……』



乱歩「気にするな。今度は絶対Aを守るってことをこの一週間で証明して見せるよ…！」



乱歩は自信のある顔で言う



『……なら、此方もどうなるか期待してるよ』









この日やっと兄妹は仲直りが出来た

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