〈文豪ストレイドッグス〉名探偵の妹は更にその上を行くらしい 2

55話 ページ13

暫く黙っていたが太宰さんが口を開いた



太宰「……乱歩さんから全部聞いたのかい？」



『はい、でもどうしたらいいか分かんなくなっちゃって…』



泣きそうな顔で言うA



太宰「まぁ、こうなるとは思ってたけど…(ﾎﾞｿ


で、Aちゃんはどうしたいんだい？」



『え、僕？』



太宰「あぁ、記憶を取り戻すのは君の自由だ。

選ぶ権利はAちゃんにあるからね」




そう言われ少し考えてみる



僕は本当に何があったか分からない記憶を取り戻して言いのか



もし、其れが今より嫌な物だったら？



後には戻れなくなる



『もう少しだけ…時間を下さい』



その言葉に太宰は頷き



太宰「何時でもいいよ。それに……」



少し屈んでAの耳元で囁く



‘好きな子なら救ってあげたくなるのが当然だよ‘



『またまたー上手いですね太宰さんっ！』



笑いながら言うが太宰は……



太宰「本気なんだけどね」(苦笑



『？』



太宰(わー凄く鈍感ー)



改めて攻略が難しいと思ったらしい

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