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夜のご馳走が楽しみすぎて絶好調のAは、授業で点を荒稼ぎしていた。
寮監のスネイプは、自分の寮の点が1日で30点も上がっていることに若干引いている様子であった。
『……あ』
「どうした？」
Aが忘れ物に気付いたのは、夕食に向かう途中だった。
いつも夕食後に飲んでいる薬を、自分の部屋に忘れてきてしまったのだ。
『忘れ物をしてしまったから、先に行ってて』
「なら僕も着いていく」
『大丈夫よ、ありがとう』
ドラコも、Aは今日一日元気だったし寮に戻るくらいなら大丈夫だろう、と無理についていくことはしなかった。
パンジーも行ってらっしゃい、と軽く送り出した。
Aは手を振り返して寮の方向へ歩いていった。
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作者名：ココ | 作成日時：2022年1月6日 12時
