変化 ページ18
次の日から、気持ちの整理をつけたかったのもありAもクィレルを避けるようになった。
ハロウィンの日、クィレルが何故地下室にいたのかは分からないままだが、今のAが知りたいのはそこではない。
クィレルに想い人がいるかどうか、だ。
恋心を自覚した昨日の夜、Aの頭の中はクィレルでいっぱいだった。
そのため、この気持ちをどうするのか、そもそもクィレルに今相手がいるのか、とどんどん想像が膨らんでいった。
つまり、今のAは完全なる恋する乙女なのだ。
一方クィレルは、Aが自分を探さなくなったことに対して、安堵と寂しさの混じった複雑な気持ちを抱えていた。
しかし、もうすぐ冬休み、この気持ちも無くなるだろうと思っていた。
Aが休みの間、家庭の事情で学校に残ることを知らずに。
………………………………………………………
「Aは今年、学校に残るんだったね」
『そうなの、私も帰りたかったんだけどね』
「そんなに落ち込まないで！クリスマスプレゼント、楽しみにしといてね」
『分かった、待ってるね！』
友達とお別れの挨拶を済ませると、Aは自室に戻って両親から送られてきたパンフレットを眺めた。
(フレッド、ジョージにはあげるとして、今のところ5人…)
ブレスレットにネックレスなど、とても綺麗なアクセサリー類から、甘さ控えめのチョコレートまで、様々な種類の贈り物が並んでいた。
『そういえば、クィリナスは甘いもの苦手なんだっけ』
もちろん、5人の中にクィレルは含まれている。
Aは避け始めて少ししか経っていないのに寂しさを感じていた。
その結果、いっそのことクリスマスに想いを伝えてしまえばいいのではないか、という考えに行き着いたのだ。
『アクセサリーって感じじゃないし、甘い物も苦手だもんなぁ』
しかし、なかなかいいものが見つからないのだ。
『……あ、そういえば…』
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スノウ(プロフ) - 最高です…クィレル先生推しには堪らない作品です…。更新楽しみにしてます！ (2021年11月10日 1時) (
レス) @page23 id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
ココ(プロフ) - カズさん» ありがとうございます！！！！私自身今年受験生なので更新速度はカタツムリより遅いと思いますが、気長にお待ちいただけると嬉しいです！ (2021年8月22日 3時) (レス) id: fc1e444af9 (このIDを非表示/違反報告)
カズ(プロフ) - クィリナスの小説心から待っていました...!!かいてくださってありがとうございます!私も個人的にハリポタの小説書いているのですが、他の人が書いたクィリナス落ちのものは少なくて誰か書いてくれないかなと思っていました...!更新たのしみにしています!! (2021年8月22日 2時) (レス) id: 874508ed59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ココ | 作成日時：2021年8月2日 19時
