90話 ページ43
あの時は虎の超回復を巫山戯んなと思っていたが、今思うと良かったと心の底から思っている
理由？そんなの簡単だ
「全く腑甲斐無いねェ。妾の能力が無きゃ今頃揃って土の下だよ」
「……」
目の前で何処か落ち込んだ雰囲気を見せ乍らも艶々ピカピカな国木田さんと爆睡中の賢治君を見れば察する事は可能だろう
苦しくて痛い且つ死ねないとなると流石に堪えるものがあるから
勿論それで死ねたら我慢はするさ
あ、因みにだけど腕と脚の異能の解除はさり気なく太宰さんに触れたから大丈夫だ
「工合は如何だ」
「っ！！」
社長の声が聞こえて、国木田さんはガッと勢い良く起き上がった
社長凄い
「社長。申し訳ありません。俺が居ながら」
「佳い。少し出る」
「でも、今外出は……」
云い切る前に大きな音を立てて扉を閉め出て行った
相当怒ってるんですね、いやー怖い怖い
でもなぁ、今行ったらこの後の調査員の拠点がバレるんだよな…
かと云って、本来ならば敦がこれを知っている訳が無いのだから話す事も出来ないしな……
まぁそこが責められる場合は敦はその場所に居ないし、調査員強いから何とかなるか。実際原作でそうだったんだから
「敦君、あーつーしーくーん」
「！…何ですか？」
「どうしたのボケーッとしちゃって。ハッ、真逆恋煩いだとか！？今は大事な時なのだよ？そんな事は後で考えるべきだ」
「……は？」
何云ってんだ此奴……とか思っちゃいけないんだろうけど
何云ってんだ此奴
「あれ、何か今凄ぉーく心にグサッと来た。え、敦君？何か目、死んでるよ？」
「それで、用件は何ですか？」
「うん、無視は良くない。でね、私についてきて欲しいのだよ」
「何故です？」
「まぁ来れば判るさ」
「？」
＿＿＿
＿＿
＿
それで連れて来られたのは医務室
尾崎紅葉が眠って居る処だ
何か布団の上から拘束されてるのは逃げない為だろう
そんな彼女は未だ目を瞑っている
「…君なら私がこれから何をするか判っているのだろう？」
「えっ……？」
尾崎紅葉の眠る寝台の近くの椅子に座り、顔も見ずに急に喋り出した
無視すれば良かったと後悔している
だってそしたら何独り言云ってるんですか？って云えるじゃん
はぁーミスった
しかもこの
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銀色ミカン(プロフ) - 1話から一気見しちゃいました！面白いです！更新待ってます。頑張ってください！ (2017年12月17日 2時) (
レス) id: c55513f974 (このIDを非表示/違反報告)
時雨零(プロフ) - お待ちしておりました！おかえりなさい！ (2017年11月14日 0時) (レス) id: 7585b82a1c (このIDを非表示/違反報告)
芋娘＠悪の伝道師?ウリエル?(プロフ) - ﾌｧｯ!?オーストラリア！？あらまー…お気を付けて！！ (2017年10月31日 14時) (レス) id: a51cded6e4 (このIDを非表示/違反報告)
紅月(プロフ) - オーストラリア！！！羨ましい…！楽しんで下さい！！！ (2017年10月30日 22時) (レス) id: 97c5c84046 (このIDを非表示/違反報告)
ロイゼ@魔法契約民(プロフ) - いってらー、です！ 楽しんできて下さいね(^^*) (2017年10月30日 16時) (レス) id: 677bf3b84c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のんのーー
| 作成日時：2017年10月15日 20時
