本当はいい子…の筈 ページ8
Aside
帰り道、蛍と並んで帰る。
蛍「結局、さっき電話で話してた人って誰なの?」
A「う〜ん、義理の弟なのかな。」
蛍「へぇ。」
あれ、なんか思ってた反応と違ったな。
A「なんか素っ気ないね?」
蛍「顔が明らかに弟って顔じゃ無かったけどね。」
A「え?そんな事…あるね。」
そりゃあキスなり何なりされたら弟としては見れなくなるわな。
A「ま、まぁいい子達なのに違いは無いんだけど…あはは。」
なんとなく話を濁す。
改めて考えれば俺と銀達の関係って本当に兄弟なのか?義理とは言えちょっとおかしいのかな。
そんな事を考えながら道を歩く。
途中で北斗心軒の目の前を通った。店内の様子は見えない。今日も小太郎はラーメンじゃなくて蕎麦を食べてるんだろうか。
蛍「お兄ちゃん?荷物重かった?」
A「え…いや、大丈夫だよ。帰ろうか。」
いつの間にか立ち止まってしまったみたいだ。
二、三歩先の蛍のもとへ行き、歩き始めた。
あっという間に落ちてしまった太陽は赤く染まり、俺達兄妹を照らした。
_一方、桂side
幾「はい、蕎麦一丁。…聞いてるかい?」
桂「あぁ、すまない。」
最近Aに会えてない。やはり遊園地の一見以来、避けられてるんじゃ無かろうか…。
エ『考えすぎでは?』
桂「そうかも知れん。おっと、早くしないと麺が伸びてしまう。」
箸を手に取り食べようとした時、目の端にAの姿を見た。声をかけようとしたのだが、隣に女性をつれているのだ。
楽しそうに話しているのを見て思った。
…最近会えてないのは意中の女性がいたからか。
我が夢は水泡と帰した訳だ。
エ『諦めちゃ駄目ですよ、桂さん。』
桂「エリザベス…そうだな。幾松殿、勘定は置いておくぞ。」
幾「あいよ。」
そのまま北斗心軒を後にし、Aの家に向かう事にした。
幾「…蕎麦食ってからいきな!」
ーーーーーー
作者、またも文字あまり。
リア友(ヤンデレ子)の話をしましょう。
これは二週間程前の話。
うちの学校では小さな運動会的行事が行われました。そこで作者はへまをして膝を擦りむきまして…。
その事を友達は心配してくれました。でもヤンデレ子は違います。
翌日、ヤンデレ子が朝一番に来ました。そして裾を捲り、膝を見せてきました。…驚愕しました。
ヤンデレ子は私が擦りむいた所と全く同じ場所に傷を負っていたのです。何をするでも無く、ただ笑いながら見せてきました。
あー怖い。
ここって一応大人数で入る事を想定して無いんですがね?→←電話で心は繋がらない
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作者名:男主愛好家 x他1人 | 作成日時:2020年11月1日 13時