かぐや姫は月に溺れて…。(4) (ページ4)

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手の中の灯火ページ4

Aside

蛍「ごちそうさま！やっぱりおいしかった、ありがとうお兄ちゃん。」

A「そう言って貰えるだけで満足だよ。そう言えば、蛍はこれからどうするの？」

あわよくば一緒に暮らせないだろうか。

蛍「それなんだけど…暫くここに住んでもいいかな？」

勝った！第三部k(((ゲフンゲフン、まさか向こうから言ってくれるとは思ってなかったなぁ。

A「全然良いよ…あ。」

蛍「どうしたの？」

思い出して見れば、誰かもう一人暮らせるだけの日用品が揃ってない。

A「今日暇ならさ、蛍の日用品買いに行こうか。」

蛍「うん、わかった。」

立ち上がりそれぞれ支度を始める。と言っても正直やることが無い。髪を結ぶくらいかな。

昔は長かった蛍の髪も、今はショートカットで揃えられていて印象がまるで違う。
もう髪を結んであげる事も無くなるのかと思うと何だか寂しいような気もしてしまう。

蛍「準備終わったよー。」

A「じゃあ行こうかね。」

戸を開けて外に出ようとした所で蛍に引き留められた。

蛍「手…繋ぎたいな。子供の時見たいに。」

随分大人びてしまった蛍からそんな言葉が出てくるとは夢にも思っていなかった。
が、そんなかわいいお願いを断る訳無い。

A「うん、じゃあ繋いで歩こっか。」

手と手を合わせる。
蛍の手は温かくて、生きてるなと実感できた。

＿一方、銀時side

妙「ちょっと銀さん！大変ですよ！」

銀「んぁ？朝っぱらからうるせぇな。静かにしろよ。」

こっちは昨日パチンコで金全部溶かしたってのによ。そんな元気より現金の方が何倍もありがたいわ。

妙「そんな事言ってられないですよ！」

楽「姉御、どうしたアルか？尋常じゃないアル。」

妙「それが、Aさんの家にいらない女の人が居て…。」

新「え？それってAさんの彼女…？」

銀「あいつに限ってそんな事ねぇだろ。」

とは口で言いつつも気にしてしまう。
もし本当にそうだとしたら…。

銀「はぁ、実際に聞いた方が速いだろ。」

と、焦りを心にしまい込みAの家に行く事にした。

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妹キャラ大好き作者
ろりこんとは言わせない。