元人斬りが恋する乙女!?【沖田総悟】

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A「総悟ー！！！」


総悟「ッ、」


土方さんに屯所まで送ってもらったはいいものの、こんな体じゃ総悟に抱きつくこともできない。


総悟「なんでィその体」


A「今日からこいつとあたしは一心同体なのら！！」


総悟「もう歩けねぇんですかィ？」


A「歩けるよ！ただ今はまだ歩けないだけ！！心配してくれてるの？！好き！！」


総悟「その体なら自由に動くとも難しいでしょィ、俺にとっては好都合でさァ」


A「怒るよ！！怒ったらあたしこのまま総悟に体当たりするから！！」


総悟「へぇへぇ、好きにしなせぇ」


A「照れちゃって〜」


総悟「その足おるぞ」


A「怪我人に笑えない冗談はやめましょう！」


総悟「本気なんだけど」


A「なお、やめましょう！！」


総悟は立ち上がり、あたしの車椅子を押した。


A「ちょ、何！総悟！！」


総悟「何でもないでさァ」


A「離せー！！！」


総悟「あれ、せっかく俺今日休みだからどっかつれてってやろうと思ったのに。じゃあいいや」


そう言い残すと総悟は廊下にあたしを1人取り残して部屋へ戻ってしまった。


A「総悟ー！！！戻ってきて！！！さっきの嘘！！嘘だから！！！ねぇ総悟ー！！！」


総悟「ったく、めんどくせぇ奴でィ」


A「好き！！！」


めんどくさいって言いながらも総悟は戻ってきてくれた。


総悟「どこか行きたいとこありやすかィ、A」


あたしは聞き逃さなかった。


総悟は初めてあたしのことを名前で呼んだ。


A「総悟！！今、Aって！！」


総悟「あ？質問に答えろィ」


そうやって話をごまかす総悟に、あたしはにやけが止まらなかった。


あたしはやっぱり、総悟が


A「大好き！！！！」





END＊

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