坂の上の教室で…

雫が九粒 ページ12

Aside

てってれってってってー！


Aの仲間に、カルマが加わった！


貴「さて、教室に戻ろうか。丁度戻った頃には授業が終わる。」


カ「そうだね、またお姫様だっこしてあげようか？」


却下、と受け流す。


教室の前に着くと、丁度授業が終わったところだった。


私たちは二人並んで教室に入った。その様子に、


教室に居た全員が目を見開く。


カ「俺、もう黒峰愛夢(ソイツ)の味方するふり止めるから。」


皆「はあ!?」


私を虐める人たちは、皆口々になんで!?とか、信じられないとか云ってる。


愛「も、若しかして…カルマくん、その…Aちゃんに、
脅されてる…とか？」


皆は口々に納得した！と言うような声を漏らす。


此れを合図に、私に罵声が浴びせられる。


渚&カルマ｢｢Aはそんなことしない！｣｣


貴「!!」


カ「渚くん…俺も今日からAの味方。宜しくね」


渚「うん、カルマくん」


貴「さ！皆帰ろう！」


茅「うん！ぷりん〜」


と云う訳で坂を下りました。


今日は横浜まで遠出しようと思ってたから、部下に車回させたんだよね！


部「その方たちは…」


貴「ああ、私の友達。」


黒服さんは一瞬云い難そうにしてから、其方の方々ではなく…と切り出す。


部「殺気を出している方たちは、処分して宜しいでしょうか？」


ああ、Ｅ組の！


貴「んふふ、駄目ですよ。云うこと聞かないと、
お仕置きしちゃいますからぁ(満面の笑み」


部「ﾋﾞｸｯ)も、申し訳ありませんでした。水野幹部」


分かれば宜しい、と車に乗り込む。


貴「皆も乗って？」


他のメンバーも乗せて、車を発車させた。


部「幹部、どちらへ参りましょうか。」


貴「傘下のケーキバイキング店、あるじゃないですか？
エリス嬢御用達の。あそこへお願いします」


部「御意」





其の後、ケーキ屋さんを5件くらい梯子して、皆を異能力で家に帰した。


ふぁあ〜、眠いけど首領に呼び出されてるんだよねぇ。


部「幹部、拠点まで少々御座いますのでどうぞお眠りください」


貴「ん…お言葉に、甘えます。お休みなさい」


拠点について、部下さんがAを起こすとき、


寝顔の破壊力に悶えた事は、また別のお話…

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