修羅の死神 ページ4
「あっ、阿崎二せ...あっ」
即座に瞬歩を使ってその場から離脱する。こういう時俺はどう接したらいいか分からない。付き合い方がわからないのに不用意に話しかけて傷つけてしまったら元も子もない。しかし、反応を見次第対応を考える予定だ。
「やれやれ、と言ったところか。」
空を仰ぎ、俺はそう呟いた。
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ルキアside
阿崎二席に逃げられてしまった。副隊長には冷静さと強さを兼ね備えた死神と聞いたが...
「私は嫌われているのでしょうか?」
私は副隊長...海燕殿にそう零す。
「そんな事は無い。阿崎は誰よりもお前が孤立するのを心配してくれたぞ。」
「なら何故...!」
「あいつは...阿崎は、不器用な奴だからな...。」
そう言って海燕殿は遠い目をする。
「阿崎は見かけによらず繊細だから...優しくしてやってくれ。」
心優しく、仲間思いな死神。私は阿崎二席により一層知り合いになりたいと感じた。
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阿崎side
「....なんで俺が貴族の人間と任務をしなければならないんで?」
「まぁそう言うな。」
「そう言うなじゃないですよ!あの子を殺す気ですか!?」
まったくこの副隊長は...平隊士をなんだと思っているんだ。
「まったく...仕方が無い。」
俺はそう独白して駆け出した。
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作者名:闇月 | 作成日時:2023年11月24日 19時