新たな出会い ページ25
『...まずい!』
俺の目の前では一人のプレイヤーが襲われている。
『キリト!』
「...あ、ああ!」
少しためらいがあるみたいだが...まあいいか。
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『...やれやれ。いい加減白状したらどうだい?ストーカーさんよぉ。』
「「えっ!?」」
「...!」
この程度でSAOヲタクがSAOの世界に転生してトッププレイヤーに成り上がったこの俺の目を掻い潜れると思うな!
『もう気づいてんだろ?キリト。』
「...ああ。その装備、種族専用だろう。しかも、その形状はストーカーの足跡と同じだ!」
「あは...あははは。まさかこんなに早くバレちゃうなんて。さすが、SAOサバイバーの中でもトップクラスの実力を持つ二人は洞察力が違いますなぁ!私を見た瞬間から疑ってたでしょ?」
それは当然だ。ロストソングはうろ覚えだったが、このイベントで思い出せた。これもSAOの世界に転生した賜物だろう。
『で?俺たちをつけていた理由は?』
「そ、そんな怖い顔しないでよ〜。ただ私、英雄様御一行がどれほどの実力者なのか知りたかっただけです...」
まだなにか隠しているようだったので、追求を続ける。
『嘘つくな。SAOに関する情報は隠蔽されている。攻略組に関する情報は特に...。どこでそんな情報を得た?』
「...あのねぇ。Aさん達が考えるほど、知っている人は少なくないよ?だって行きつけの裏サイトにはパーソナルデータが普通に載ってるもん!」
ま、まじか...。
結局、最後には考えるのをやめ、ひとまず彼女...レインと一緒に街に戻ることにした。
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作者名:闇月 | 作成日時:2023年11月12日 17時