ソードアートオンラインエピソード０〜月読の妖精〜 (ページ13)

今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:860 hit

事件の合間にページ13

『お前、昔ここで(自分の娘に)いじられたんだって？』
「は？」
安心＆信頼のリーファのログアウト時間中に隣の英雄に話しかける。
「ななな、何の話だよ！？」
『おいおい...知らないとでも思ってんのか？平行世界知ってｒ』
「それ以上言うな！」
止められてしまった。仕方ない。
『お前、数日前にキリトとして再びログインした時古森に飛ばされたんだろ？どうやって帰ってきたんだ？』
「...周囲のプレイヤー全員キルして。」
『ははは。お前らしい。』
まぁ、当たり前といえば当たり前だ。俺もそうしていただろうから。
『...で？どうする？奴をやるか？』
「まだ早い。凶行に及ぶにはまだ一年以上ある。焦っちゃだめだ。」
それもそうか。まだ死銃事件まではかなりの猶予がある。ここで消せばシノンを結果的に追い詰めてしまうことになるだろう。
『AGI型最強は本当だ。...だが奴は自分の戦い方を見失った。そう、自分の心を失ったんだ。』
そんなことにも気づかないで、事件を起こすとは...奴も哀れだな。
『...で？どうする？彼女たちは回収するのか？』
新生ALOで紡がれる新たな物語。そこで出会うであろう仲間たちをこの世界でも引っ張り込むのか、俺はそんな意味合いを込め問いかけた。
「...勿論、彼女たちが死ぬわけがない。」
『それじゃあいいか。』
その後三分ほど俺達は語り合った。