ソードアートオンライン〜漆黒の月夜のレクイエム〜 (ページ9)

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file8 同盟ページ9

はぁ。本当に呆れた。あのバカときたら本当に呆れた。だがやるしかない。そして俺は部隊の指揮官に近づきー
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「ここでお別れだね。短い間だったけど...楽しかったよ」
なぜ別れようとするんだ。なぜ俺達を頼ろうとしないんだ。
『...やはりやるしかないようだな』
「残念だがここで逃げ出すのは性分じゃないんでね」
互いにそう言い合い、俺達は二筋の流星となって急降下した。
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A(同盟とは...考えたな)
俺はそう想いながら指揮官の下へ接近する。
「護衛の一人もいない貴様を大使と認めてやるわけにはー」
『おやおや、あなたの目は節穴ですか？指揮官殿』
この瞬間を待っていた。俺は即座にスキルを解除し、耳元に呼びかける。
「!?」
驚いてこちらを見つめるがもう遅い。
『護衛はここにいるじゃありませんか。この程度の隠密スキルも見破れないようじゃ、指揮官としていられませんよ？』
「...！」
最後のひと押しだ。
『そんなら彼と戦えばいいじゃないですか。別に俺は構いませんから』
準備は整った。さぁ、戦闘開始だ。(〜月夜の妖精〜十三話「双剣士のプライド」につづく)