【銀魂】表裏一体偽り根性

万事屋 ページ17

「・・・ふーん・・ 万事屋、ね」

「そういうこと」





親父の名は坂田銀時というらしく。
職業は万事屋という店の社長





．






「・・・ちゃんと就職してたんですね。
目の光が失われてたからてっきり
ネット廃人か何かかと・・・」

「さっきからいちいち失礼な奴だなテメェは」





「すんません。正直者なもんでして。」

「めっっっちゃむかつくんですけど！？」






．







．






・・・ふと気がつけば
坂田さんの前にはパフェが二つ



・・・ここに居座る気満々じゃないですか






．






「はぁー・・せっかくの休みが」

「いやお前いまサボり中だろーが」






・・・ごもっともで。






．






．







「んで？お前は？」

「・・は」





「だからお前の名前
俺だけに名乗らせる気かよ」




「あー・・・」





．






正直、こんな怪しいパフェ男に
名前など教えていいものなのか。






．







「Aです。蒼寺A」



「Aちゃんね」

「きもい」



「・・・そろそろ傷つくよ」







．






悪寒が走った気がする






．






．






「万事屋さん」


「・・・何」






まだしょぼくれるその人に声を掛ける






．







「万事屋って・・・なんでもしてくれるんですよね」


「・・ああ。可能な限りはな」





．






この独り相撲になっている疑問点に
いい加減辟易してきたところだ。


・・・いちかばちか、任せてみようか。







．






．







「・・・仕事、頼みたいんですけど」



「へ・・・？」






．






間抜けな顔で、間抜けな声をだすその男




一息紫煙を吐き出しながら

・・やっぱ頼むんじゃなかったかな、と
少し後悔した。

頼み事→←知り合いにあっても名前が思い出せないことがある。

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