【銀魂】表裏一体偽り根性

知り合いにあっても名前が思い出せないことがある。 ページ16

「あー、だる・・・」





．






ファミレスの喫煙席

一人で腰掛けて、紫煙を吹かす






．






．





・・実を言うと、真選組では
いま絶賛会議中だ






．





「なんでこうつまらん会議ばっか
すんだろう」






．





話を聞いて、素直に返事する。
・・・うん。面倒すぎる。





．





．






．






「・・・あれ？お前」



「あ？・・・・あ」






．





見たことのあるその天然パーマ
死んだ魚のような生気の感じられない目






．






．






「・・・バカ集団のリーダー」

「おーい、どんな覚え方してくれちゃってんのヤニ性悪娘」






．






他の二人はいないようで、男は一人で
あたかも自然に私の横に。





・・・ん？





「ちょ、何勝手に座ってんですか。
くそおやじ。セクハラですか」





「ちげーよ。テメェみたいなのにするくらいならよぼよぼのばーさんにするわ」

「誰がよぼよぼのババア以下だ」





．






前から思っていたが、
・・隊長と同じで憎たらしいというか。

人を小馬鹿にしてるのだ。こいつは。





．






「んで？こんなとこで1人で何してんの
彼氏君は？喧嘩でもした？」




「・・・彼氏くん？は？」





「いや、沖田くんのことだよ」






．






うん。




「なんちゅう勘違いしてんですか気持ち悪い
あのクソヤローとはただの上司と部下ですよ」



「ふーん、」

「興味ゼロか」





．






・・・本当に何がしたいんだこいつは。






「・・・ま、実をいいますと
くそ真面目な野暮会議さぼってしました」




「・・・研修生がそれでいいのか」





ほっとけ。






．






．






「あのー、すんませんがおじさん」

「誰がおじさんだ！？」






「・・・いやだから、おじさんは
何者ですか？真選組とは懇意のようですけど」



「懇意じゃねーよ。腐れ縁ってやつだ」






．






「・・いっときますが、今のところあんた
セクハラ妖怪天パ死に目親父のままですよ」

「ほとんど・・つか全部悪口じゃねーか！」






．





・・・ごほん、とひとつ咳をいれて。
その親父が話出すには。

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