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余計な御世話 ページ43

二日間というのはこうしてみると
意外に長いもので。

書類の期限やら何やらでめまぐるしい真選組では、二日なんてあっという間だというのに。




ーーーとにもかくにも、私は今日、警察庁の
助っ人を完了し、屯所に戻るパトカーへと
今乗り込んだところである。もうじき日付も
変わる頃だ。





「いやーホント、助かったAちゃん。
ありがとよォ」

「長官は夜遊びをほどほどに」


「相変わらず手厳しいなァ。どうりで嫁の貰い手の一人もいねーはずだこりゃぁ」

「余計なお世話です!」





・・それに、今は別にいないわけでは、ないか
嫁の貰い手なのかどうかは別として。





「せっかくの別嬪じゃねーか。黙ってりゃあ
何人でも騙せるってもんだろ。ーーあ、いっそ
見合いでもすっかぁ?おじさんAちゃんの
ためなら気合い入れて準備すっからよォ」

「そろそろ腰の刀が疼くんですけど試し斬りに
あんたの首使っていいですか」




見合いの話は入念にお断りしておいた。
放っておいたら本気で席を設けそうである。
ごめんだそんなもの。


窓の外を眺めていれば、ようやく見慣れた
風景が見え出してきた。屯所も近いなとそんな
くだらないことを考えつつ。






「ーーー長官」

「ん?」



「・・私のこと真選組に入隊させてくれて、
ありがとうございます」





最初は冗談じゃないと思っていた。

野郎しかいないし。チンピラと呼ばれるほどに
素行が悪い問題児の集団。ーーそこに私が
一人で飛び込むなど、食われてしまうだろうと


・・でも隊士たちは意外にも繊細で感情豊かで
付き合いやすい人たちばかりだった。







(ーーなにより、)




総悟にも、会えたことだし。






「・・そりゃよかった。あいつらのこたァ、
Aちゃんに任せときゃ安心だな」

「あはは。無根拠の信頼、痛み入ります」




ーーそこで、"武装警察真選組"の木版を下げた
立派な門が見えて、パトカーが停止した。

表情に→←口に出したら終わり



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設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 真選組   
作品ジャンル:アニメ
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シュシュ☆☆(プロフ) - 紫蘭さん» ありがとうございます!最後までおつきあいくださって本当にありがとうございました!新作の方も盛り上げてまいります! (2017年1月30日 22時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 完結おめでとうございます!やっぱり夢主ちゃんは夢主ちゃんですね!私もこんな人が周りに居てくれれば…。新作、頑張って下さい!では今から新作の方に行ってきます! (2017年1月27日 22時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 手刀さん» ありがとうございます!嬉しいです!新作の方も盛り上げていきますので、とうぞお付き合いいただけると嬉しいです! (2017年1月27日 20時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
手刀(プロフ) - 完結おめでとうございます。この作品にはとても楽しませてもらいました。新作の方も応援させていただきます。 (2017年1月27日 18時) (レス) id: ed7689e827 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 紫蘭さん» ありがとうございます!直しておきます! (2017年1月22日 20時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュシュ | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年1月12日 1時

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