シフトチェンジ ページ27
時は流れて、私の非番がやってきた。
何だかんだで仕事が押してしまい、約束を
交わしてからかれこれ一ヶ月が経っていた
その間に、このクソ魔王から
サボれサボれと催促がきたのは言うまでもない
「・・・ったく、要領の悪い女だねィ。
仕事くれェ上手くすっぽかせ」
「あのねェ、誰のせいで仕事が増えたと
思ってんのかな破壊王子!?」
「結局一ヶ月も待っちまったじゃねーか」
「あたかも私が悪いみたいな言い方やめろ」
だってあなた、仕事ってのは本来さぼるもの
ではないわけであって。・・てか、大前提に
こいつの破壊活動の後始末が主に私の休暇を
削っていたのだ。私は悪くない。
つまりあれだ。こちらが正しい
「ーーそんで、今日はどこ行くんです?」
「そりゃお前、SMホテ・・、」
「言わせないよ!?」
「テメェが言ったんだろィ。俺の好きなとこ
どこでも付き合うって」
「いや私が望んでたのは一般人の感覚ゥウ!」
どこに行きたいかと聞かれて、照れもせず
躊躇いもせず、アレなホテルを選択するあたり
こいつは断じて一般人の感覚ではない。
特殊というかゲスである。
「それに!私にそんな趣味はない!!」
「大丈夫でィ。興味なんざ後からついてくるもんだからな。やってるうちに病みつきになって、最終的にはその快感から逃れられなくなるぜィ」
「・・・ねえまさか調教しようとしてる?
ごめん被るからね」
「んなこと言う奴の方が覚醒しやすいんでィ。
素質あると思うぜ、お前」
「う、嬉しくねェ!」
恐ろしい奴だ。どうやら18なんていう
私より一つ下の齢であるらしいそいつ。
思考が斜め上をいってるというか何というか
「・・ってか!どこ行くの結局!」
いかんいかん。第一問題が解決しないまま
変な方向に話題が逸れてしまった。
こんなに澄み切った空の下、排気ガスの舞う
コンクリートジャングルをぶらぶら歩くだけ
なんて味気ないというか勿体無い。
そんな私の思考を感じ取ったのかどうか。
沖田は顎に手を当て考えるそぶりを見せて。
「ーーーあ、・・一つあった」
「え!なになに!?」
今度こそ一般の感覚物を言ってくれ沖田よ!
そろそろ警戒じゃなくて楽しむ方向に
意識をシフトチェンジしたい
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ゆきふく(プロフ) - 心臓バックバクでした……ありがとうございます……!!!! (3月28日 2時) (レス) @page49 id: c898271006 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 槊さん» ありがとうございます!楽しんでいただけたいれば、嬉しい限りでございます!最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました! (2016年10月17日 21時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
槊(プロフ) - 完結おめでとうございます!やっぱり沖田さんにはドキドキニヤニヤさせられますね…(*´ー`*)シアワセ シュシュさんの夢主ちゃんは本当キャラ濃くて可愛い子ばっかりで面白いです!そして毎回のツッコミ技凄いです(笑) (2016年10月17日 15時) (レス) id: e0258c611f (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - Fuさん» 嬉しいです!最後までお付き合いいただいて、本当にありがとうございました! (2016年10月16日 22時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - ボロネーゼさん» 本当ですか!本当に嬉しいです!楽しんでいただけていると知って安心しております!ありがとうございました! (2016年10月16日 22時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュシュ☆☆ | 作者ホームページ:
作成日時:2016年10月5日 19時