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疑問解明 ページ34

「ーーで、何だよ」




万事屋を出て少し歩いたところに位置する
小さな公園。設置されたベンチに腰掛けて。

平常を保った銀さんと顔を突き合わせる。
もちろん、疑問を晴らすために。





「銀さん、私のこと好きですか?」

「・・あのなァお前、重い女は嫌われるぞ。
もっと軽く、ライトに行こうや」

「あーほら!ほらね!やっぱり誤魔化してる」


いっけないんだー、と一通り小学生のノリを
楽しんだ後。







「ーーー・・、」



私が取った行動とは単純で。
ーーその人の胸に、飛び込んだというだけ。





「・・・ほら、抱きしめてくださいよー。
自爆しますよ私」

「サイバイマン仕様か怖ェな」

「ははは!これでヤムチャも粉々、・・って!そうじゃないから!」

「お前が勝手にノッたんだろ」





いつも通りの呆れ声がきこえて。
ーーそして、私の背中には一向に回されない
その人の腕が伺えて。


・・さらに力をこめ、ぎゅっと抱きついてみた








「今日は、銀さんの奇怪な行動について
解明しにきました。・・なんで、あのとき」



"キスしてくれなかったんですか"




もちろん、それを言い終えないと答えなんて
わからないんだけれど。

ーーもし、・・もしその答えが、私にとって
不利なものだとしたら?





短期間で別れるカップルが増加してるとは
聞いてるけれど10日ももたないってそれ何。
短期間より短期間じゃん!

勝手に顔を青ざめさせた私は
そのまま口をつぐんでしまった。









「ーーー別にお前が嫌いだからってわけじゃ
ねーよ。だからいい加減離してくんね?」



苦しいんだけど、と。・・本当だ。
銀さんは別の意味で顔が青い。


耐えきれず口を開いてくれたその人を、
見上げる。





「でも、ならどうしてよ」

「・・俺にもいろいろ考えがあんの」




こちらから少し目を逸らしたのは、
ーーもしかして、迷ってるのか。





「教えて」





だったらなおさら聞くべきだ、私は。

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設定タグ:銀魂 , 坂田銀時 , 真選組   
作品ジャンル:アニメ
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シュシュ☆☆(プロフ) - 槊さん» ありがとうございます!ネタは常にガス欠寸前でした…笑)最後まで読んでいただけて嬉しいです!ありがとうございました! (2016年9月27日 20時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 紫蘭さん» 銀さんってたまに優しいですよね!普段ちゃらんぽらんなだけにギャップがあります!そして最後まで読んでくださり、感謝です!ありがとうございました! (2016年9月27日 20時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - ミミさん» ありがとうございます!最後まで目を通して頂き、幸せです!楽しんでいただけていたらと思います (2016年9月27日 19時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 遅れましたが、完結おめでとうございます!嘘をつく夢主ちゃん凄いけど、途中からネタが尽きないシュシュさんの方に意識引っ張られかけました←本当、どうしてそんなにネタが尽きないんだ…(尊敬) (2016年9月27日 19時) (レス) id: e0258c611f (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭 - 完結おめでとうございます!銀さん…夢主ちゃんに対してそんなことを思っていたとは…何て優しいんだろう…。とっても面白かったです!次回作、楽しみにしています! (2016年9月23日 22時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュシュ☆☆ | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年9月16日 12時

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