検索窓
今日:9 hit、昨日:1 hit、合計:102,230 hit

ストレートに ページ19

ー銀時サイドー




ふらりと街にでたのはいつものことだ。
そんで、ふらりと立ち寄った店でふらりと飲み
そしてふらりと帰宅する。

そんないつも通りな手順をこなす俺。ーーだが





(・・・どうしたもんかね)





心中までいつも通りってのァ難しいモンで。
原因は言わずもがな、真選組のアホ女隊士。

・・そいつが以前に紡いだ突然の告白まがいの
それが、ここ数日俺を悩ませていた。



曖昧でよくわからねェ返答を返したのだ。
あれであいつが納得するたァ思えねーし、
何しろ答えになってねーんだ。

と、そんなこんなで
俺は頭を抱えたい衝動にかられているのだ。






ーーまあ、そんな時だからこそ、だろうか。









「「ーーー・・あ」」





何とも気まずくよくわからねー状態の今
当人と顔を付き合わせちまうという謎の運命


互いの、驚きと苦笑を交えたその一音が綺麗に
重なり、それに続いて「よお」と発したのは俺







「す、数日ぶり、ですね」

「そう、だな」




それ以降、特に会話なく愛想笑いを終えて。





「・・仕事か」

「あ、はい!銀さんは、その、・・散歩?」

「まあ、そんなところ・・だな」





やっと付け足しの会話を紡いで。







「ーーーじゃあ、あの、・・私はこれで」

「・・おう」




明らかにいつもと違う様子をひっさげたA
が足早に俺とすれ違い、・・去っていく。


ーーと、その時









「ーーーおい、待て」

「ッ、」





とっさに掴んだ細く白い腕。
びくりと跳ねたこれまた細い肩。

なんでしょう、と振り向いたそいつと全く
目が合わないことは、この際気にならず。

俺は少し、眉をひそめた。








「・・お前、ーーー体調悪ィだろ」

「・・・へ?」






俺の疑問を、ストレートに放ってみた。







「顔色、悪ィぞ」






そんな言葉に面食らったように目を丸くした
Aは、「えっ、あの、」と
小さく慌て始めたのだった。

風邪のせいか→←狼少年



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (137 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
179人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 坂田銀時 , 真選組   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

シュシュ☆☆(プロフ) - 槊さん» ありがとうございます!ネタは常にガス欠寸前でした…笑)最後まで読んでいただけて嬉しいです!ありがとうございました! (2016年9月27日 20時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 紫蘭さん» 銀さんってたまに優しいですよね!普段ちゃらんぽらんなだけにギャップがあります!そして最後まで読んでくださり、感謝です!ありがとうございました! (2016年9月27日 20時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - ミミさん» ありがとうございます!最後まで目を通して頂き、幸せです!楽しんでいただけていたらと思います (2016年9月27日 19時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 遅れましたが、完結おめでとうございます!嘘をつく夢主ちゃん凄いけど、途中からネタが尽きないシュシュさんの方に意識引っ張られかけました←本当、どうしてそんなにネタが尽きないんだ…(尊敬) (2016年9月27日 19時) (レス) id: e0258c611f (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭 - 完結おめでとうございます!銀さん…夢主ちゃんに対してそんなことを思っていたとは…何て優しいんだろう…。とっても面白かったです!次回作、楽しみにしています! (2016年9月23日 22時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シュシュ☆☆ | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年9月16日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。