検索窓
今日:16 hit、昨日:2 hit、合計:77,131 hit

まずは ページ5

ー沖田サイドー





寂れた廃墟。
埃臭ェそこに、足を踏み入れる。


真っ先に見えたのは、以前にも対峙した
敵頭らしき男









「ーーー来たか沖田。さすがは真選組だな。
我々のアジトなどお見通しというわけか」


「テメェら見つけるなんざ造作もねェ。
なんせ長期間追ってきた獲物の捕り逃しでィ。

・・そりゃこっちも本気にならァ」






構えた刀が、かちゃりと音を立てる。
切っ先が向くのは、敵の喉元。



















「・・・沖田、なんで」

「へー、とっくに島流しにでもされてると
思ってたがねィ。・・生きてるなら仕方ねェ。
気は乗らねーが、仕事ついでに助けてやる」





情けないツラをする女に
そんな憎まれ口を叩いてごまかした。









ーーー・・不覚にも、こいつが無事でホッと
した、なんて、言えるわけねーだろィ








「随分と強気だな、沖田総悟」

「まあ、俺ァテメェらに首とられるつもりは
ねーからな。焦る必要もあるめェ」

「ほお。・・いい度胸だ」




焦ってない。むしろ落ち着いている。






「長引かせるつもりもねーんでねィ。
・・さっさとかかってきやがれ」



















「意気込んでるところ悪いが、我々はもう
・・正々堂々など望んじゃない」

「ーーーーッ、」






素早く後ろに下がった敵頭は、
女の髪を引っ張りあげ、首に刀をあてた。








「うわっ!?ちょ、何すッ離せ!」

「うるせェクソアマ!暴れんじゃねェ!
・・・斬るぞ」

「ハイスミマセン」




男に一喝浴びせられ、即座におとなしくなる。
どうやら拘束によって身動きができない模様


ーーーが、その目が俺を見ていること、
不安げに揺れていることは変わりねェ。




それを見て、脳に走った痺れが体に回る。
衝動的に、刀を構え直していた。



















「言ったろィ。長引かせるつもりはねェ」




まずは、頭の前を囲った残党どもを
蹴ちらすところからだ。

どうしてこうも→←幻聴



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (121 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
116人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 忍者   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

シュシュ☆☆(プロフ) - あきなさん» ありがとうございます!読んでくださって本当にうれしいです!楽しんでいただけいれば光栄です! (2016年8月8日 11時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
あきな - 完結おめでとうございます!シュシュさんの作品好きすぎて全部読みました!全部好きです!これからも頑張ってください新作楽しみにしてます! (2016年8月8日 9時) (レス) id: 1d040332a1 (このIDを非表示/違反報告)
銀晋豆腐(プロフ) - シュシュ☆☆さん» お疲れ様でした!新作、楽しみにしています(^^)/ (2016年8月2日 19時) (レス) id: fecd2e8dd8 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - ゆうゆう^^さん» コメントありがとうございます!またどこかで番外編集みたいなものも作ってみたいと思います! (2016年8月2日 9時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 槊さん» コメントありがとうございます!何とか完結です!沖田くんがかっこ良くかけていれば幸いです!最後までおつきあいいただけき、ありがとうございました! (2016年8月2日 9時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シュシュ | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年7月23日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。