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絶対服従 ページ33

「ーーーんじゃ、免疫つけるか」

「・・・?」





そして、突然のそんな発言。
沖田は何でもないように席から立ち上がった。





「ほれ、ボサッとしてねーでこっちきやがれ」

「え、・・・は?どこに?」





すぐさま顎で促される。私の質問に対する
答えはなく、戸惑いつつも立ち上がる


そんな私たちに、土方が気づいたようで。







「おい総悟、お前どこ行くんだよ。
いつまでこの茶番続けりゃいいんだ」

「ちょっとあなた!失礼じゃない!?私が
いくらMだからって!」

「・・・ほらもう無理だからこいつ!」


「すいやせん土方さん。あとは任せました」

「は?・・おい!?」







何か言いたげな土方を無視し、



(ーーーーあれ?)



沖田はトイレの方へ向かう。







「そっち、トイレしかないぞ」

「んなことわかってらァ。テメェが喜べて
なおかつ免疫をつけるためにはもってこいじゃ
ねーかィ」

「よろこ・・サプライズか!?」
「ーーーだと、幾分か良かったろうねィ」

「え」




にやり。沖田特有の黒笑が、いつものように
私を疼かせる。

これを向けられると、どうしても期待を
与えられてしまうのだ。


そして。









「ほら、男子厠はいるぞ」

「・・・はあ!?」

「心配すんな。今誰もいねェみてーだぜィ」
「そういう問題じゃない気がする」






早くしねーと人が来る、と手招きするそいつ
さすがに男の厠に入るのは如何なものかと
渋っていると








「ーーーーテメェ、まさか自分に拒否権が
あると勘違いしてんじゃねーだろうな」





拒否権、とは一体どういうことだったか。
いや、意味がわからないということではない。

何に対しての拒否権なのかということ。









「俺が言ったことには絶対服従。
覚えてねーのかィ?俺との約束」

「約束・・」




頭に考えを巡らせるが、だめだ。
てんで思い出せない。

そんな私を見かねてか、自ら口を開く沖田。







「ーーー祭りにつきやってやるかわりに、
半永久的に俺に従うってことだったろ」

「・・・・・あ!」





そういえば、そんなこともあった気がする。

シチュエーション→←免疫なし



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設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 忍者   
作品ジャンル:アニメ
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シュシュ☆☆(プロフ) - あきなさん» ありがとうございます!読んでくださって本当にうれしいです!楽しんでいただけいれば光栄です! (2016年8月8日 11時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
あきな - 完結おめでとうございます!シュシュさんの作品好きすぎて全部読みました!全部好きです!これからも頑張ってください新作楽しみにしてます! (2016年8月8日 9時) (レス) id: 1d040332a1 (このIDを非表示/違反報告)
銀晋豆腐(プロフ) - シュシュ☆☆さん» お疲れ様でした!新作、楽しみにしています(^^)/ (2016年8月2日 19時) (レス) id: fecd2e8dd8 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - ゆうゆう^^さん» コメントありがとうございます!またどこかで番外編集みたいなものも作ってみたいと思います! (2016年8月2日 9時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 槊さん» コメントありがとうございます!何とか完結です!沖田くんがかっこ良くかけていれば幸いです!最後までおつきあいいただけき、ありがとうございました! (2016年8月2日 9時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュシュ | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年7月23日 23時

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