土俵 ページ30
「ーーーそう、やっとあなたも私と同じ土俵に
立てたわけね」
「そういうことになるな！」
今日は、久しぶりに猿飛とファミレスに
きている。
というのも、彼女は彼女で仕事をしていた
らしく、しばらく連絡が取れなかったのだ。
「銀さんには会えたのか」
「・・何？私と銀さんの仲を疑ってるの！？」
危うくヒステリックになりかけた猿飛を
そういうことじゃないとなだめたあと、
本題に入る。
「ーーーこれまで一方的なアタックだったからいざ懇意になると、・・どう接するべきか
わからないんだ」
忍びの装束を脱ぎ捨てた私たちは、
もう普通の一般ぴーぽーである。
現代女子である。
こういう会話をしていると、まさにそうだなと
実感することができる。
そして、私もその領域に飛び込めたと思うと、
かなりワクワクするのだ。
「そりゃあなた、これまでよりもっとアタック
していかなきゃダメよ！それこそ、全裸で彼の
布団にくるまっておくくらいダイナミックに
華麗に決めなくちゃ」
「・・・そ、それはまだ気が早いんじゃ」
「ばかね！最近の男は意気地が無いの！
私たち女からいかなきゃ進展しないのよ」
「んー・・あいつは心配ないと思うけど」
「いつもオラオラしてる男ほど、実際は
奥手のチェリーなの。わかる？」
それからも、猿飛による猥談ともとられそうな
講義を聞き続け、
気づいたときには、二時間が経過していた
「ーーーーいい？私のアドバイスを生かして
明日から大アタックするのよ！？さっさと
既成事実作っちゃいなさいよ」
「アホか！？」
想像しただけで、恥ずかしさやら
ドキドキやらで顔が熱くなってくる。
「猿飛こそ、そういうのどうなんだよ」
「愚問ね。私はもちろん、順調よ」
「え、・・じゃあもうコトは済ませて・・」
「ええ。いつか私と銀さんはつながるわ」
「・・・ん？」
つまり、まだということか？
私にあれだけ偉そうに言っておいて！？
「あのねェ、いずれそうなる未来が確定
しているんだから、済んだも同然よ」
「どんな理屈だよ」
慣れないツッコミに回った後、
すこし息をきらしていると、
猿飛が突然ハッとする。
「もしかして、・・・Aって処女！？」
「声でかい猿飛！」
「へー、処女だったのかィ」
「だからもうその話題は・・って、は？」
明らかに、猿飛のものではない声がひとつ。
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シュシュ☆☆(プロフ) - あきなさん» ありがとうございます！読んでくださって本当にうれしいです！楽しんでいただけいれば光栄です！ (2016年8月8日 11時) (
レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
あきな - 完結おめでとうございます！シュシュさんの作品好きすぎて全部読みました！全部好きです！これからも頑張ってください新作楽しみにしてます！ (2016年8月8日 9時) (レス) id: 1d040332a1 (このIDを非表示/違反報告)
銀晋豆腐(プロフ) - シュシュ☆☆さん» お疲れ様でした！新作、楽しみにしています(^^)/ (2016年8月2日 19時) (レス) id: fecd2e8dd8 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - ゆうゆう＾＾さん» コメントありがとうございます！またどこかで番外編集みたいなものも作ってみたいと思います！ (2016年8月2日 9時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 槊さん» コメントありがとうございます！何とか完結です！沖田くんがかっこ良くかけていれば幸いです！最後までおつきあいいただけき、ありがとうございました！ (2016年8月2日 9時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュシュ
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年7月23日 23時
