【銀魂】ハンター

行きたい行きたくない ページ11

「何だここは」

「お前知らねーの？スイーツパラダイス」





入った店は、可愛らしくおしゃれなカフェの
ようなところで。

色鮮やかで多種多様なケーキが並んでいた







「スイーツパラダイス？」

「簡単に言やァ、スイーツの食べ放題」

「・・・なるほどな」






幸せそうな顔で皿の上でてんこ盛りになった
ケーキを頬張る銀さん。


私も少し食べてみると、なかなかうまかった。





「いやーちょうどいい奴がいて助かったぜ
この時間帯なら半額なんだよ」

「でも、何で私と？」





そして、ここまでずっと渦巻いていた疑問を
そいつに投げかけてみた。

すると、その質問に、面倒くさそうに
ため息をついた銀さん。








「二人以上じゃねーと入れねーんだよこの店。
んで、神楽も新八も今日は用事があって
これねーと。どうしようか悩んでたところに、
お前がいてよ。まあこの際、人間の底辺に
位置するほぼゴキブリであるお前みてーな奴の
手も借りてェ事態だったんだ」

「人間の底辺？」

「そうそうお前のこと」

「・・・・・嬉しくないな」
「オイ」





多分貶されたんだろう。




そういえば、沖田はどうしているだろう。

確か今は屯所にいないのだ
どうやら討ち入りに行ってるようで。




思いを馳せていると、目の前で口の周りを
クリームで汚しているその人からの質問がくる








「ーーーんで？沖田君とどうなってんの？」

「あぁ。いい感じだぞ」

「沖田くんかわいそうに」




どういう意味だ。
反論する暇もなく、銀さんはまた口を開く









「んじゃ、デートとか行ったわけ？」

「いや、まだだ」

「ふーん。行きてーの？」






それは、愚問というものだろう。
私は彼に惚れているわけで。

デートと名のつく行動があの男と
できるならば、嬉しいにきまっている。

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