なめすぎた ページ33
ー銀時サイドー
どうやら、こいつは俺をはめようとしたらしい
・・まあその内容というのはくだらないもんで
"キスするのは初めてではない"と。
・・・まあ確かに?ほんのすこーし、本当に
ほんのすこーしだけ動揺したりしたが、
大人の余裕ということで言えば俺の方が
数倍上なわけで。
すぐさま体制を立て直すだけでなく、
押せ押せでせめて行った結果、
・・こうして逆転勝利を収めた。
Aの赤く染まった頬をみて、
今度はこちらが、にやりとしてやったりな
笑みを浮かべる。
「ーーー・・あれ?もう終わり?
本気だしすぎちまったかなァ」
わざとらしく頭をかきながら
からかうようにそういえば、
ただうつむいていたAの体が、
ピクリと反応した。
そして次の瞬間、目を吊り上げて
こちらをひと睨みしたと思えば、
.
「ーーーー・・ッ!?」
勢いよくこちらに飛びついてきたA。
俺の肩をがしりと掴み、
・・そのまま勢いに乗って、
ーーーー互いの唇が重なった
「は・・、え、ちょお!?」
予想外の行動に、受け身を取ることもできず
俺の体はバランスを崩して砂浜の上に倒れこむ
当たり前だが、そいつの体も共に、俺の体の
上に降ってきた。
.
「痛い・・腕折れた」
「いや背中バキボキの俺ェェェ!!」
かなり痛ェ。こいつの体重が軽いとはいえ
勢いと上からの重力が重なって、かなりの衝撃
そいつの腰を抱きかかえたまま半身を
起こし、・・そこでやっと、さっき起きた事を
思い出した。
柄にもなく、顔が熱くなる。
「おまっ、・・そういやさっき」
「どうだバカ男」
そして一言の悪態。
ーーーー・・どうやら、俺はこいつを
なめすぎたらしい。
体制の都合上、上から見下ろされ
自分の注意力の甘さに苦笑いをもらした。
268人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シュシュ☆☆(プロフ) - 銀晋豆腐さん» ありがとうございます!お付き合い感謝です!新作も頑張ります! (2016年6月29日 7時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - ミミさん» ありがとうございます!次回作も気合い入れて書きます! (2016年6月29日 7時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - キングさん» ありがとうございました!応援のおかげで無事完結できました!本当に感謝でいっぱいです! (2016年6月29日 7時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 紫蘭さん» ありがとうございます!嬉しいです!もし暇なお時間ありましたら、またお付き合いいただけると幸いです! (2016年6月29日 7時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
銀晋豆腐(プロフ) - 完結おめでとうございます!新作も頑張ってください!応援しています! (2016年6月29日 6時) (レス) id: db3ea65abc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:シュシュ | 作者ホームページ:
作成日時:2016年6月9日 22時