結論 ページ27
慌ただしく私の部屋に飛び込んできたトシに
抱きしめられたまま、その人のいつもより
速い鼓動を感じる。
その腕の中で、
朝の出来事について詳細を話した。
「悪かった。俺の不注意だ」
「え?」
ポツリと告げられた謝罪には、これっぽっちも
心当たりがなくて。
その代わりに、ある結論に至ったのだ。
.
「・・・・もしかして、トシは、
私の両親について何か知ってたの?」
「ああ」
静かに頷いたその人に、そっか、と返す。
ならば、最近様子がおかしかったのも、
やけに過保護だったのも、私のためだった
ということなんだろうか。
「全部教えてくれる?」
「・・・・・ま、今更隠したって悪効果だ。
わかった」
観念したように声を絞り出した。
きっとトシなりにいろいろと考えてくれて
その上で私に秘密にしてくれていたんだろうけど
「・・少し前に、お前の両親について単独で
調査していた。幕府官僚の補佐役として、今は
上で働いている」
「うん。聞いた」
言葉を選びながら、ゆっくりと話し始めた。
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シュシュ(プロフ) - ヒジハルさん» コメントありがとうございます!最後まで目を通していただき、嬉しいです!次作も頑張ります! (2016年3月24日 23時) (レス) id: 04e4aa2987 (このIDを非表示/違反報告)
ヒジハル - シュシュさんの小説はやっぱりサイコーーです!凄く面白かった!!次回作も頑張ってください!(*^◯^*) (2016年3月24日 22時) (レス) id: f72e40d6c5 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ(プロフ) - ばななんさん» コメントありがとうございます!家族のいざこざを混ぜるの結構好きです…!楽しんでいただけて嬉しいです!次回作も頑張ります! (2016年3月20日 16時) (レス) id: 3d9f014fa5 (このIDを非表示/違反報告)
ばななん(プロフ) - 完結おめでとうございます!いやぁかっこよかったです(*´∀`)お父さんたちが連れ去ろうとしたときにはどうなるかと思いましたが、さすがの土方さんですね♪とても楽しかったです!次回作も楽しみにしてます (2016年3月20日 16時) (レス) id: 852c2f0098 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ(プロフ) - まろんさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけて嬉しいです!次作も楽しめる作品にするべく考えます、 (2016年3月19日 11時) (レス) id: 3d9f014fa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュシュ | 作者ホームページ:
作成日時:2016年3月8日 12時