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風物詩 ページ7

めぐる季節は冬。
まさに冬


寒さのはびこる中、咳はもはや風物詩。
・・・とはいえ。








「・・・何で私以外が床に伏せっちゃうかな」
「バカは風邪ひかねェってマジだったんだな」



ごほ、と一つ咳を漏らすその人に
私のこめかみがメキメキ音を立てる。







「げほっ、・・A何ぼーっとしてんだヨ。
早く巨大ケーキを持ってくるアル」

「風邪を誕生日と勘違いしてないかしらこのクソガキ」






とにかく言えることは、とんでもなく
迷惑だということ。




「すみません、
わざわざ来てもらっちゃって、・・げほ」

「全くよ。メガネかけてるくせに風邪なんて」
「メガネにどんな効力求めてんすか」




いい忘れていたが、今は志村家である。

元気を守り抜いた私と妙さんは、
ひとまずマスクを装着し、不本意ながら
このゴミ共の世話をすることになったのだ。







「でも困ったわね。一気に粗大ゴミが3人も」
「いまゴミって言った姉上!?」


「ねえ妙さん、いっそ森に埋めましょうよ。
土に還ってもらった方が楽」

「でも遺体が見つかると面倒ですよ」

「じゃあ、ばらして海に撒きましょう」



「・・・・・私ノコギリ探して来ます」
「テメェらは何の相談してんだァァァ!?」





叫ぶ銀時さんをスルーして、どんよりとした
空気を入れ替えようと窓を開ける

冷たい風は入って来るが、一気に部屋が
澄んだきがした。







「ーーーさ、病人ども。私たちは今から
お粥をつくってくるから」

「おとなしくしやがっててくださいね」






二人でニコリと微笑めば
3人は一気に顔を青く染めた。

・・・熱でも上がって来たのかしら。

大悪魔→←隠し事は無効



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シュシュ(プロフ) - にゃんこさん» コメントありがとうございます!銀さんカッコ良くかけていれば幸いです!最後まで読んでくださりありがとうございました!次回作も頑張ります! (2016年1月4日 18時) (レス) id: 3d9f014fa5 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ(プロフ) - みーへるさん» コメントありがとうございます!最後まで読んでくださりありがとうございました!次回作も頑張ります! (2016年1月4日 18時) (レス) id: 3d9f014fa5 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ(プロフ) - ばななんさん» コメントありがとうございます!ギャップ書くの楽しかったです…!!今年もよろしくお願いいたします! (2016年1月4日 18時) (レス) id: 3d9f014fa5 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - 完結おめでとうございます!腹黒系夢主ちゃんがここまで銀さんとラブラブになるなんて…すごく面白かったです(*^▽^)/次回作もチェックさせてもらいます! (2016年1月4日 17時) (レス) id: 4e6217db41 (このIDを非表示/違反報告)
みーへる(プロフ) - すっごく面白かったです!強気な夢主ちゃんと万事屋メンバーの絡みが好きで毎日更新されるのが楽しみでした。次回作も楽しみに待ってます!! (2015年12月26日 23時) (レス) id: 2bfd9802d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュシュ | 作者ホームページ:   
作成日時:2015年12月18日 17時

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