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月の下 ページ21

「ちょっと、・・手が痛いんだけど」




無言で私の手を引く銀時さんは、
スナックお登勢の暖簾をくぐる。






「これじゃ私が仕事をサボってるみたいじゃ
ないのよ」




今回のたまさんの代役。しっかり働けと
言ったのは他でもない、この男ではなかったか



結局銀時さんの足は、
2階にある万事屋の玄関の前で止まった。


いまだ背中しか見えないその人に
小さくため息をついたとき。
















「・・・ッ、え」





小さな衝撃とともに、・・ーーー背中に感じる
硬い扉の感触と、冷たい温度。



真正面に月に照らされる銀時さんの顔がみえて
遅れて、自分の両手が、その人によって
横に縫いとめられているのがわかった。







「・・何?セクハラ?」




平静を装ってそう問えば、
彼は眉を顰め、不満げに口をへの字にまげる。









「ーーーーッ、ん」




そのまま、近づいてきた唇が
私のそれに重なった。
















「んっ、・・・ふ、ぅ」





濡れて行く唇の感覚に息が詰まる。・・・声が
漏れるたびに、恥ずかしさで体が熱を帯びた。


ーーーしばらくして、ゆっくり離れて行った
唇の間から何とか息を吐き出して。








「ッ、はあ。・・ーーあなた酔ってるでしょ」




いまだ私の顔を覗き込んで
眉をひそめたままのその人の、紅潮した頬。


何よりの証拠は、キスをされた唇に残る酒の味






「・・・酔ってねーよ」

「嘘つけ・・・、やッ、ちょっと」






いい終わる前に、彼のひねくれた髪の感触と
ともに、・・ーーー首筋にちくりと痛みが走った

不思議な気持ち→←不安要素



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設定タグ:銀魂 , 坂田銀時 , 万事屋
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シュシュ(プロフ) - にゃんこさん» コメントありがとうございます!銀さんカッコ良くかけていれば幸いです!最後まで読んでくださりありがとうございました!次回作も頑張ります! (2016年1月4日 18時) (レス) id: 3d9f014fa5 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ(プロフ) - みーへるさん» コメントありがとうございます!最後まで読んでくださりありがとうございました!次回作も頑張ります! (2016年1月4日 18時) (レス) id: 3d9f014fa5 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ(プロフ) - ばななんさん» コメントありがとうございます!ギャップ書くの楽しかったです…!!今年もよろしくお願いいたします! (2016年1月4日 18時) (レス) id: 3d9f014fa5 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - 完結おめでとうございます!腹黒系夢主ちゃんがここまで銀さんとラブラブになるなんて…すごく面白かったです(*^▽^)/次回作もチェックさせてもらいます! (2016年1月4日 17時) (レス) id: 4e6217db41 (このIDを非表示/違反報告)
みーへる(プロフ) - すっごく面白かったです!強気な夢主ちゃんと万事屋メンバーの絡みが好きで毎日更新されるのが楽しみでした。次回作も楽しみに待ってます!! (2015年12月26日 23時) (レス) id: 2bfd9802d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュシュ | 作者ホームページ:   
作成日時:2015年12月18日 17時

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