移した意識 ページ21
「あれ・・・」
心地よい暖かさの中で目を覚ます
.
「ーー起きたかよ」
「え、土方さ・・・・・ええ!?」
妙に暖かいと思ったら
「ひ、土方さんッ!下ろしてください!
重たいですから!」
「黙れ。もうここまできたら
下ろすのも面倒だ。」
「で、でも・・・」
上下する体
心地よくふわふわしていた気持ちは
・・バクバクと暴れる心臓にかき消された。
「・・どうせもうすぐ屯所につく」
一袋の米袋を片手に
もう片手で、後ろにおぶさった私の体を
支えてくれる
「あ、あの・・いつ助かったんですか」
「お前が間抜け顔で寝てる間だよ。
どんなに揺さぶっても起きやしねーし」
「す、すみません」
大きな背中に、
・・そっと頬をつけた。
.
.
「ーーー好きです」
「は?」
「あ・・その、・・手が」
「・・前もそんなこと言ってやがったな」
「あはは・・・」
.
ひとつ芽生えた気持ちは
ーーーー・・無理やり移した、
その大きな手への意識に、うまく紛れた。
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シュシュ☆☆(プロフ) - ゆうゆう^^さん» ありがとうございます!そして知識をありがとうございます! (2016年7月21日 9時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆう^^(プロフ) - 面白かったです!でもクモの足は8本です! (2016年7月18日 12時) (レス) id: 205abb4eae (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ(プロフ) - 通行人Aさん» コメントありがとうございます!番外編は、時間をみつけてかいて行きたいと思います!番外編集のような形で書きたいと思います! (2015年9月11日 18時) (レス) id: 3d9f014fa5 (このIDを非表示/違反報告)
通行人A - 完結おめでとうございます! 番外編出してくれるとありがたいです! (2015年9月11日 17時) (レス) id: d543fea6f3 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ(プロフ) - らなさん» この作品ではなく、番外編集などの中で書かせていただくことになるかもしれませんが、またお知らせいたします! (2015年8月30日 23時) (レス) id: 3d9f014fa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュシュ | 作成日時:2015年8月16日 23時