【赤髪の白雪姫】紅く色づく銀世界Ⅱ (ページ49)

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#97 一緒に買い物ページ49

そして決まった贈り相手。

ゼン⇒木々さん
白雪⇒A

ミツヒデさん⇒白雪
木々さん⇒オビ

オビ⇒ゼン
A⇒ミツヒデさん

オ「これで決定です！じゃあ行きましょうか。
3組に分かれましょう。

...主はお嬢さん、旦那は木々嬢と行ってください。

俺はA嬢と行きますので」

(オビと......！！)

木「どういう組み合わせ」

ミ「木々...嫌そうな顔をするなよ...」

オ「渡す相手と一緒に行ったら面白くないでしょう。

あとは...主とお嬢さんが2人になれるよう、
俺なりの配慮ですよ」

白「なっ...！」

りんごみたいに赤くなる白雪。

オビ...またゼン達に気ぃ回してるし。
平気かな？と思ったけど、思い出した。

オ「俺さ、前に比べてだいぶ平気なんだよね。
............あんたのおかげかもね」

この間大丈夫だって、オビはそう言ってた。

ゼ「なる程な。
...オビの気遣い、ありがたく受け取っておくか。白雪」

こうして3組に分かれて贈り物選びをする事に。

＊・＊・＊・＊・＊

オビと並んで歩く。幸せな事に、もう何度目かの光景。

『ミツヒデさんにお土産...うーん...』

オ「うーん...旦那ねえ...
あの人好きなもの多そうだよなー」

悩んでいると、オビも一緒に考えてくれるみたい。

『ミツヒデさん、最近なんかハマってたりする？』

オ「最近？

...ああ、なんか新しい茶が入ったから、それに合うハチミツの組み合わせを、執務中入れる茶で試したりしてるよ」

『ハチミツかぁ。なる程』

いいかも。あとは、私ならではのチョイスが
出来ればいいんだけれど...ベストなものがないか探そう。

『オビは休みの日、何してるの？』

話の流れで、こんなことを聞いてみた。

オ「俺？俺は寝てるかどっか出掛けてるかかなー。
A嬢は？」

寝てるのも、ふらっとどこかに出掛けてるのも...なんだかとてもオビらしい。

『私は、そうね...お菓子作りはよくするわね。

あとは、城下をぶらぶらしたり、白雪と休みが合うと、
最近は調理場で料理をする事もあるよ』

オ「へぇ！色々やってるんだね」

『オビと3人で料理してから、私ももっと出来るように
なりたいなぁと思って、練習してるの』

オ「それはそれは...A嬢、あんなに美味いスイーツ
作れるんだし、きっと出来るよ」

『ふふっ嬉しい。
...そのうちオビより上手になったりして？』

ニヤリとオビの目を見ると、ニッと言われた。

オ「俺も負けてられないね」