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#38 "主"さん ページ39

オ「お嬢さん達はもうひと踏ん張り仕事か
大変だねえ」

白「でもほんとにあと一息だよ」

『うんうん、まとめたりね』

オ「じゃあ俺はー......
主達がまだ着かないのか聞いてこよっかな、っと...

お嬢さん!!!」


白「『!?』」



窓の外を歩くオビがいきなり大声を出すもんだから
2人してビクッと思いっきり驚いた。



『ねぇオビ、もしかしてその"主"...さんが来たの?』

オ「そう!A嬢は少しの間柱の影に隠れててよ」

『わかった』





*・*・*・*・*





柱に背中をくっつけて待つ。



オ「おーい、あーるじー」
白「木々さん ミツヒデさん!」

ゼ「おーまーえーらー
2人揃って倒れたらしいな......?」



"主"さんの声が聞こえる。なんか声色からして、
雰囲気怒ってるみたいだけど大丈夫かな...?

ていうか、木々さんとミツヒデさんって今言った...?



オ「いや でもちゃんと安静にしてたんで
もう全然なんともホラ!ね!お嬢さん!!」

白「うん はい あの、
リュウもずっと看てくれてたしもう大丈夫です!!」


ゼ「......わかってる。全部聞いた。

本当に回復したんだな?」


白・オ「「しました!」」






ゼ「何よりだ」




(この声ーーーっ)


知ってる。私、絶対聞いた事ある。
そう思うのと同時に、反射的に振り向いてしまっていた。

白雪とオビを抱き寄せる銀髪の青年が見える。



『......ゼン...?』



独り言のように呟いていた。視界の中の銀髪が揺れる。

声が聞こえたのか、動いた気配を感じたのか...
わからないけど ふっと顔を上げた青年。

イザナ殿下によく似たその青い瞳は真っ直ぐこちらを見ていた。



ゼ「おまえ.........っ!Aか.....?」



2人をぎゅっとしていた腕を緩めて、こっちに歩んでくる。

私も1歩ずつ前へ出る。



『..............はい。再びお会い出来て光栄です、ゼン殿下』

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りち(プロフ) - Mizunaさん» ありがとうございます!エールとっても嬉しいです...!✨️ ご期待に添えるよう精一杯頑張ります (2023年2月3日 5時) (レス) id: 20e5e2012a (このIDを非表示/違反報告)
Mizuna(プロフ) - 続きを楽しみにしています!頑張って下さい! (2023年2月3日 0時) (レス) id: 0ed3c8b7be (このIDを非表示/違反報告)
りち(プロフ) - さくにょさん» コメントありがとうございます!完全初投稿でオリフラも分からずにいました。ご指摘、感謝致します( 'ᵕ' ; ) これからも頑張ります💪 (2023年1月24日 22時) (レス) id: 4131e1e839 (このIDを非表示/違反報告)
さくにょ(プロフ) - コメント失礼します!赤髪の白雪姫好きなので嬉しいです!おりふら立っちゃってますよ💦応援してます! (2023年1月24日 21時) (レス) id: b15bd042db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りち | 作成日時:2023年1月11日 23時

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