【赤髪の白雪姫】紅く色づく銀世界

#34 二人の関係 ページ35

ｰｰｰ学問街 薬学の館ｰｰｰ


ガ「これにて病も完治という事で...
白雪君とオビ君、A君に言っておかなければいけない事がひとつあるわ」

「「『はい！』」」

ガ「原因に接触した3人が無茶をしたわね〜〜〜〜」

白・オ「「いだだだだだだ」」



全快後、ガラクさんに注意を受けた。

白雪とオビは ほっぺをつねられている。
ガラクさんの腕が2本しかなくて助かった...。



ガ「発症まで猶予があろうが、
それは状況で変わるかもしれない。

確実な身の安全の保証にはならないのよ。わかった？」

白「...はい！」


ガ「...貴方達が無事で何よりです。
無茶はほどほどにしてちょうだいね......3人とも！」



ガラクさんの言葉は、私達の身を安じての事で。
それがわかるから本当にありがたいし、反省した。



『はい。.........ガラクさん、ご心配どうもありがとう』

ガ「...よろしい。じゃ それは横においといて、
本当によくやったわ。リュウもね！」



彼女の注意も心配も
真っ直ぐ受け止め、その場を後にした。





＊・オビside・＊


リ「Aさんと薬室長って知り合いなの？」



廊下を歩いていると、
リュウ坊がA嬢にそんな質問を投げかけていた。


(リュウ坊...俺が聞き辛いと思ってた事、
いきなりぶっ込んでくれるねえ)


白「それ！私も少し気になってた。2人は面識が？」

『ええ あるわ。実は私...リリアスに来る前、ガラクさんの下で薬剤師としての勉強をさせて頂いていたの』


白「へえ！そうなんだね」

『うん。だからあの人は、私にとっても恩師なのよ。
白雪とリュウと一緒ね』



くすっと微笑むA嬢



オ「ウィスタル城の薬室でかい？」

『そうだよ。何年か滞在して、
2年前にガラクさんに連れられてここへ来たの』

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